双葉新書
「権力」に操られる検察―五つの特捜事件に隠された闇

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  • サイズ 新書判/ページ数 231p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575153576
  • NDC分類 327.13
  • Cコード C0295

内容説明

かつて「最強の捜査機関」と言われた特捜部だが、近年その強引な捜査手法に世間から疑問の目が向けられている。その背後には、時の権力と検察の間で結ばれた「ある取引」が隠されていた―。鈴木宗男事件、日歯連事件、朝鮮総連ビル詐欺事件、小沢一郎事件、郵便不正事件…五つの特捜事件にみる「暴走検察」の真実。

目次

序章 検察が「けもの道」に迷いこんでいる
第1章 鈴木宗男事件
第2章 日歯連事件
第3章 朝鮮総連ビル詐欺事件
第4章 小沢一郎事件
第5章 郵便不正事件
終章 司法制度改革へ向けて
「検察粛正」鼎談―鈴木宗男×堀江貴文×三井環「検察に狙われた男たち」

著者等紹介

三井環[ミツイタマキ]
1944年、愛媛県生まれ。中央大学法学部卒。72年4月検事に任官し、京都、福岡、神戸、鹿児島、大阪各地検検事を経て、88年4月に高知地検次席検事に。以後、高松地検次席検事、大阪高検検事、名古屋高検総務部長などを経て、99年7月から、大阪高検公安部長。2002年4月、テレビ朝日「ザ・スクープ」で検察の裏ガネ作りの実態を実名告発することを決意。4月22日、番組収録を控えたたった3時間前に、口封じのため逮捕されてしまう。2003年3月15日に保釈。2008年8月に最高裁で実刑が確定し、同年10月に収監。2010年1月18日に満期出所した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大先生

3
検察の裏金作りは事実なんでしょうね。やってた本人が告白しているわけですから。国のために身を粉にして働いてるんだから、これくらい許されていいじゃないか!弁護士になってればもっと豪遊できたはず。それを国のため、正義のために身を捧げている検察には多少の息抜きがゆるされるはずだ!なーんて意識が検察組織全体にあるんでしょうな。想像ですが。三井さんのように不正に関与していた人じゃなく、不正に一切関与していない告発者が現れることを期待します。検察よ、正義を取り戻せ!2018/12/20

しゅんのすけ

3
『絶対的な権力は絶対に腐敗する』は、アクトン卿の格言であるが、我が国最強の捜査機関として総理の犯罪すら立件してきた検察庁もこの例に当たる。 筆者の取り上げる5つの事件は、確かに検察の杜撰さ、強引さ、傲慢さが目に付き、裏金という小悪の隠蔽に窮する余り、捜査権の濫用による政治介入という大悪(禁じ手)に手を染めているとする解説も非常に説得力がある。2015/02/25

はち

2
今の検察がなぜこうなってしまったか、この本を読むとよくわかります。かなり指摘が的を得ていると感じますね。一度読んでみてください。2018/12/26

Zoo

1
■個人的備忘録■ 一度、疑われたら無実でも冤罪でも人のイメージを覆すのはなかなか難しい。 悪い情報ほど冷静かつ客観的に考える必要あり。2015/02/23

おね様

1
知らなかったら全然知らない話。検察を含め権力側の裏側は腹立たしいけど面白い2012/12/26

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