出版社内容情報
“いつわり”とは、「もうひとりの自分」。姿形、癖から思考までまったく同じ存在だ。“いつわり師”シャドーの元に、かつて製作した“いつわり”が訪ねてきた。オリジナルが殺され、その仇を討ちたいというのだが…。〈魔界都市〉シリーズ最新作。
内容説明
“新宿”の二月。午後二時。凍てつくような氷雨の降る中、いつわり師・影の元に凶報が届く。かつて“いつわり”の製作を請け負った天王子物産社長令嬢・天王寺美砂が何者かによって殺害されたらしい。直後、“いつわり”が創造主の前に姿を現した。その“いつわり”・理砂は、美砂の仇を討ちたいと訴え、影に助力を求める。調査を開始した影と理砂だが、行く手には殺人結社「シバカシュガ」や暗殺組織「ダリウス機関」が立ち塞がる…。一方、時を同じくして、世界中で人が突然中空に姿を消すという怪奇現象が発生する。各国で展開する“いつわり”による複製兵士構想に怒った“向う側”の報復なのか？“新宿”のみならず、全世界をも震撼させる未曾有の事態に、影は立ち向かうが―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
404
0
初めてこの作者の本を読んだ。時々文章につっかえたが、一応読了。映画のようなストーリーだったように思う。2012/08/25
龍牙 襄
0
微妙。もうちょっと話を盛り上げて欲しかったかも。2010/03/21
kyu
0
シリーズものと知りつつこの巻から手をだしてみた。（笹井一個さんのカバーが好きだったから）設定はわりとなじみやすかったけど文章が理解しにくかった…。前後の文がとんでる印象で今の状況を見失うことが結構あって、世界に入り込めなかったです。最初の一文はすき。2010/02/22
柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中
0
久しぶりの魔界都市。しかも新たなキャラで、勝利する理由が美しいからではなかった。でも、ワンパターンの黒衣と白衣の魔人が好きなんだよなぁ。2010/01/11
ma-no
0
双葉社の菊地作品はハードボイルド風味のものが多い気がします。ド派手なアクションは少なめ。恋愛小説でもあります。2009/11/19
