内容説明
名探偵フィリップ・マーロウに傾倒している北岡ハルミは新宿に事務所を構える“お嬢さん探偵”。ハルミは目下スキューバ・ダイビングに凝っている。婚約者の藤城昭夫と伊豆の富沢海洋公園へ。インストラクターの案内で海底を散歩中ハルミは魚の泳ぐ姿にみとれている間に昭夫たち一行とはぐれてしまう。不安と恐怖に襲われながらハルミは海底を夢中で泳ぎ回っていると、岩と岩の間に体を突っこんだ格好で女性ダイバーが死んでいるのを発見する。酸素を口に送るレギュレーターのホースは2本とも損傷していた。発見者として伊東署に呼ばれたハルミは付近で同じような事件が続発しているのを知り、昭夫の協力を得て、持ち前の行動力で事件解明に乗り出す。―私立探偵ハルミの青春と冒険をフレッシュ感覚で描いた長編ミステリー。
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            - 和書
 
 - 生きる勇気と力
 

              
              

