感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
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著者のアンドリュー・ローソンは、英国ガーデンフォトグラファー界の第一人者とのこと。本書では、ジヴェルニーのモネの庭を徹底的に紹介する。浮世絵に啓発された、名高い太鼓橋のある庭である。写真の季節は初夏か。橋の上には藤が垂れ下がり、全体には鬱蒼とした印象。水面には睡蓮が浮かぶ。ただ以下は庭というよりは、庭の花々がアップで迫る。写真は確かに美しい。種類の多さにも感心する。色も殊の外に鮮やかだ。ただ、これでは庭よりも花が主役になっている。最後はモネの絵「睡蓮の池と日本の橋」で締めくくられはするのだが。2024/10/17
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