内容説明
別れがきても、さみしくなんかない。大人のための絵本。
著者等紹介
伊集院静[イジュウインシズカ]
1950年山口県生まれ。『受け月』で直木賞、『機関車先生』で柴田錬三郎賞、『ごろごろ』で吉川英治文学賞受賞
米田民穂[マイタタミホ]
1962年青森県生まれ。武蔵野美術大学卒業。1988年から10年間バルセロナ、パリで制作活動。主な個展は伊勢丹新宿店、東急Bunkamuraギャラリーなどで(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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からかい上手の高木さんそっくりおじさん・寺
57
伊集院静の絵本。何を隠そう私は伊集院静の作品を読むのはこれが初めてである。戦争から帰還した木こりが丘の上に一軒の家を建てる。そこで独りで暮らす木こり。しかし何かが足りない。旅の者にそれを尋ねると、掌に乗る程の小さな仔犬をくれる。木こりは犬にノボッチと名付け、何処へ行くにも一緒に過ごす。そこにある日、犬を連れた美しい女性が現れる(ここでついつい夏目雅子をイメージしてしまう)。木こりと女性は子供を産み、ノボッチと女性の犬も子供を産む。子供が成長し、また戦争が始まる…。伊集院は決して声高に主張しないが、考えた。2017/01/08
海(カイ)
9
【図書館】考えさせられました。2018/02/20
書の旅人
9
この本もまた、私にとって縁あってのものでした。一人の男が、子犬を家族として迎えいれ、共に暮らす…。私の描く夢が、ここにありました。さぁ、来年1日から、新しい生活が始まります。まずは引っ越し。そして、転職。落ち着いたら、家族を求めて施設へ。どんな出会いが待っているのか、わくわくします。2017/12/22