感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kero385
15
「墓地への侵入者」は、前作「行け、モーセ」で白人に諂わない黒人ルーカス•ビーチャムが、白人を後ろから射殺したとの嫌疑を受け、リンチされる恐れがある中、一人の白人少年が真犯人を見出しそれを救うという話。推理小説めいたプロットで、それ自体は興味深い。ところが、文章がかなり難解で、本来なら「。」であるはずの句点の位置に、読点「、」でもない、本来日本語では使われない「.」が使われ、おそらく「;」のような完全に終結してない文章として延々と続いていると思われ、しかも突然関係のない描写に広がって行く、2024/12/29