感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッピー
7
20年ぶりの再読。13歳の少女マリスが両親の諍いから逃れて迷い込んだ不思議な世界。水に追われて次々と世界の階層を上がり、「おばあさま」の国で、マリスはカブトムシやネズミの仲間たちとともに、恐ろしい獣たちに立ち向かうことになる。アメリカインディアンの神話世界を下敷きに、精神科医でもある著者が少女の成長を描いた・・・というと何か教条的な作品のように連想されるかもしれませんが、マリスの一人称視点で描かれる冒険と試練と苦しみには、初読のときから妙に感情移入してしまいました。好きすぎて、あまり読み返せない本です。2016/10/30
HANNA
2
思春期直前?のヒロインが一人称で語る、傑作ファンタジー。少女時代に初めて読んで以来、セリフを覚えちゃうぐらい読み返しました。 個性豊かなキャラクター(虫や小動物)、想像力をかきたてるワイルドな舞台設定、ドキドキハラハラの謎に満ちた冒険の旅。 ヒロインは仲間との絆や神秘的な体験を通して、生きる意味を自問します。
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- 電子書籍
- 自治体環境行政法 第7版