心の病の「流行」と精神科治療薬の真実

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心の病の「流行」と精神科治療薬の真実

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  • サイズ A5判/ページ数 543p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784571500091
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C3047

内容説明

心の病を治療する薬が、実は、病を進行させているとしたら…。アメリカにおける、精神科医、精神医学会、患者団体、製薬会社、政府の利害関係の生々しい現状を伝え、精神疾患の一因は精神科治療薬にあると説く。「既成事実」となっている薬物療法と、その根拠となっている「仮説」の意義と限界を様々な事例を使って提示した、衝撃的警告の書。

目次

第1部 流行病(現代の疫病;事例からの考察)
第2部 精神科治療薬の科学(流行病のルーツ;精神医学の「魔法の弾丸」;化学的アンバランスの探求)
第3部 転帰(露呈した矛盾;ベンゾジアゼピンの罠;慢性化する気分障害;双極性障害の急増;解き明かされた流行病の謎;子どもにも広がる流行病;苦しむ子どもたち)
第4部 妄想の解明(イデオロギーの台頭;語られた筋書きと、語られなかった筋書きと;利益の勘定)
第5部 解決策(改革の青写真)

著者等紹介

ウィタカー,ロバート[ウィタカー,ロバート][Whitaker,Robert]
新聞記者、製薬関係の出版社の共同経営を経て、フリージャーナリストとして精神科医療と製薬業界について精力的な執筆活動を行い、George Polk Award for medical writingやNational Association of Science Writers Award for best magazine articleなどの賞を受賞している

小野善郎[オノヨシロウ]
和歌山県立医科大学卒業。医学博士、児童精神科医、和歌山県精神保健福祉センター所長

門脇陽子[カドワキヨウコ]
翻訳者。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業

森田由美[モリタユミ]
翻訳者。京都大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トリオネア

42
良書。なぜアメリカの精神障害者数が劇的に増加したのか?著者は、薬によって短期的に症状が緩和、長期的に安定する人もいると認めつつも、過度な薬物療法で精神病に罹りやすくなり、服用による長期的な転帰の悪化、再発率の非常な高さを暴いている。米国の精神医学会・製薬会社の癒着、金。「薬物療法革命」が起きたという社会的妄想。統合失調症、うつ病、双極性障害の生物学的基盤は、いまだ解明されていない。日本も対岸の火事ではなく、ADHD等が新たな市場となるのか。2012年。2019/09/25

春風

8
精神科治療薬の登場以降、精神病患者が増加し、長期予後がむしろ悪化したのはなぜか。著者の主張はかなり衝撃的で、現代の薬物中心の精神医療を根底からくつがえすものだけど、感情的な批判ではなく、膨大な文献を根拠にしているので簡単には反論しづらい。2013/04/29

tekesuta

2
まあ、科学的根拠のあいまいさをたてに専門家と称する人々が利害尊重としか思えないような都合のいい発言をして人々を翻弄する点は放射能問題と似てなくもない。 2014/10/28

たろう

1
精神医学の主流が薬理になってきた歴史的背景が梅毒と深く関わりがある事を端に発し、製薬会社と精神科医、研究者の科学的に不誠実な態度によって、マスコミと共謀し今日の精神医療に繋がることを理解できた。治療する薬が広まった以前と比べて患者数が12倍になっている事実、悪化する転帰に対する疑問について答えてくれる。その過程で淘汰されたフロイト学派と社会精神医学の具体的内容を知りたくなった 私は科学的である前提で、科学哲学の議論を通じて精神薬理学に批判的な立場だったが、そもそも科学的ですらなかった事に驚きを隠せない。2023/02/17

Akio Kudo

1
★★★★ あまりにも歪んでいる精神科の世界と、そしてこんな毒のような薬が蔓延る現実はあまりにも惨たらしい2019/04/28

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