加速する社会―近代における時間構造の変容

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加速する社会―近代における時間構造の変容

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  • サイズ A5判/ページ数 522p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784571410697
  • NDC分類 361
  • Cコード C3036

内容説明

私たちには時間がない、あふれんばかりに勝ち取っているはずなのに。近代の技術革新はなぜ人々を時間欠乏から解放しないのか?近代のパラドクスに隠された加速の論理の解明、その文化的・構造的起源の探求、個人・集団のライフスタイルへの影響や歴史経験の変化に関する分析まで―。社会・経済のあり方が根本から問われるいまこそ読みたい、よき生のための社会学。ドイツで最も注目されている社会学者の著書、初邦訳。

目次

序論
第1部 社会的加速に関する体系的理論における概念的基本構想(運動への愛から加速の法則へ―近代の観察;社会的加速とは何か?)
第2部 作動様式と現象形態―社会的加速の現象学(技術的加速と空間・時間秩序の革命;地滑りを起こしている急斜面―社会変動の加速と偶発性の増大;「生活のテンポ」の加速と時間経験のパラドクス)
第3部 さまざまな原因(自己駆動プロセスとしての社会的加速―加速循環;加速と成長―社会的加速の外的な駆動力;権力、戦争、速度―加速装置の制度的鍵としての国家と軍隊)
第4部 さまざまな結果(加速、グローバル化、ポストモダン;状況的アイデンティティ、あるいは漂流者とゲームプレイヤーについて;状況的政治―脱同期と脱統合の間のパラドキシカルな時間地平;加速と硬直―近代を新しく規定する試み;むすび―超高速静止?歴史の終焉)

著者等紹介

ローザ,ハルトムート[ローザ,ハルトムート] [Rosa,Hartmut]
1965年、ドイツ・レラッハに生まれる。フライブルク大学で政治学、哲学、ドイツ文学を学ぶ。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)に留学。1997年フンボルト大学で博士号、2004年イェーナ大学で教授資格を取得。2005年から同大学教授として一般社会学・理論社会学を担当する傍ら、エアフルト大学マックス・ヴェーバー・コレーク所長、ニュー・スクール・フォー・ソーシャルリサーチ客員教授を兼務する。近代の社会病理を加速に求める独自の社会理論(加速理論)を展開する一方、フランクフルト学派第三世代アクセル・ホネットの強い影響下に批判理論の伝統を継承し、世界関係の社会学と呼ばれる共鳴理論を展開している。2006年チューリンゲン賞(基礎研究部門)、2016年トラクタトス賞、2018年エーリッヒ・フロム賞などを受賞

出口剛司[デグチタケシ]
1969年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授。一橋大学社会学部卒、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。理論社会学、社会学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Iwata Kentaro

8
衝動買いした。2022/08/04

ぷほは

6
技術・社会変動・生活テンポの加速が物理的限界・隔離的抑制・観念的批判・逆機能的停滞・戦略的弱毒化などによって、逆説的に資本主義の動的安定化を帰結する。ここからの道筋はブレーキを踏むかアクセルを踏むか何もしないか逆走を試みるかの4択なのだが、著者が最後にブルデューに則って述べる第5の選択肢は、社会学的ツールを使った運動法則そのものの克服である。まるで『マッドマックス怒りのデスロード』のような本だ。久々に批判理論における、批判対象に徹底的に向き合うことで生み出される驚異の位置づけ力とまとめ力の尊さを味わえた。2023/03/10

デンプシー

3
なんとなく時間的に逼迫していると感じていたり、せわしく動いている人を見てきた自分にとって、本書の内容は腑に落ちたし、よりこの「加速社会」の解像度を上げることが出来たと思う。著者はこの加速する社会の行く末として4つの悲観的なシナリオ(と1つの決意表明?)を提示していたが、特に「政治的介入によって急ブレーキを踏む」オプションについての記述に考えさせられた。2023/03/12

takao

2
ふむ2024/12/12

百十一

2
時間というものを軸に据えて、近代社会について考える本。 「時間の時間化」や、「フローの空間」などの概念を掴みきれず、最後の方は文字を追うだけになってしまった感があるが、とても面白かった。 社会において時間の流れはどんどん加速しており、技術的加速、社会的加速、生活テンポの加速の3つに分けられる。これらはそれぞれ別の外部の原因を持つだけでなく、互いに強めあってもいる。2023/01/28

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