目次
1部 質的調査の方法と事例研究(質的調査法とは何か;質的調査の技法;インタビュー調査とリアリティ構成―日本人留学生の社会構築 ほか)
2部 質的調査の可能性(社会的構成物としての調査―「よそ者」論の視点から;研究理論と調査法―「質対量」論争を越えて(座談会)
質的調査の可能性を求めて―秩序への意志)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
katoyann
16
大学生向けに書かれた、質的調査法のテキスト。帰納法的分析とは何かという基礎的な知識が得られる。ただ、第3章以降は、個別の研究テーマが混じってくるために、学生がマニュアルとして読むにはやや難解ではないか、とも思う。外在的事実を想定しないという社会構築主義については、未だに疑義を覚えるところがある。ほか、物語論に至ると文学論もある程度理解しておく必要があり、全般的にはやや難しいと感じた。2024/11/11
世界はきっと輝いてみえる
1
質的調査の中でもとりわけインタビュー調査に関しては実際に行った際の質問内容から依頼文書まで掲載してあってわかりやすかった。2013/11/08