目次
第1部 乳幼児‐養育者の関係性と治療法(乳幼児精神保健における関係性について;関係性の評価;関係性に対する治療について;表象志向的親‐乳幼児精神療法について)
第2部 アタッチメントとその障害(アタッチメントの問題とアタッチメント障害;反応性愛着障害について;乳幼児期の愛着障害―3症例による診断基準の検討;被虐待乳幼児に対するトラウマ治療と愛着治療;愛着研究・理論に基礎づけられた乳幼児虐待に対するアプローチについて)
著者等紹介
青木豊[アオキユタカ]
精神科医・医学博士。京都市出身。1985年、国立山口大学医学部卒業。その後2003年まで、東海大学医学部精神科学教室に所属、現在は非常勤講師。1996~1998年、ルイジアナ州立大学精神科にて、乳幼児精神保健の専門家になるためのハリスフェローシップを取得。1998~1999年、チューレイン大学精神科にてフルタイム乳幼児研究員。帰国後、2000年4月より、相州メンタルクリニック中町診療所院長。同院にて親と乳幼児のための専門治療チームを組織。2008年10月より、相州乳幼児家族心療センター(厚木心療クリニック)センター長。2011年4月より、目白大学人間学部子ども学科および同大学院生涯福祉研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いとう
5
Waters の乳幼児―養育者のアタッチメント関係についての理論モデル(p123)に従って、養育者の愛着についての表象(=IWM・・例:祖父母との養育関係)、養育者の感受性、乳幼児の愛着についての表象のそれぞれを評価し、かつ、関係性の全体を評価する。 Stern のモデル(p47)に従い、乳幼児―養育者の関係に治療者が加わることで、行動と表象への治療的介入を進める。 著者の専門が『乳幼児精神医学』とあり、事例は就学前(特に幼児期前半)に焦点化される。アタッチメントの問題とアタッチメント障害を詳解し、→2024/04/24
10畳
0
実例と手法、アタッチメントの成立と役割など、わかりやすく、まとまりもよい。2022/04/30