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内容説明
本書の目標はズバリ高校進学です。必ずしも学年ごとの結果にこだわらず、高校受験をターゲットにしています。これは、ある時期の数年遅れの成績でも、進学しようとする高校の入学試験をクリアーする程度に間に合っていけばよい、との考え方です。国語、数学、英語などに紙数を割いていますが、いわゆる受験科目以外と考えられる教科についてもできるかぎり取り上げてみました。音楽や体育は、身体の自己調整にも有効ですし、趣味・特技の開発、精神安定などにもつながる可能性があり、総合的な学習は、地域、情報、環境などの新たな切り口で問題解決や自己決定の力を養うのに有益と思われるからです。
目次
1章 学習障害を克服する
2章 教科指導のすすめ方―その環境セッティング
3章 小学校レベルにおける教科指導のすすめ方
4章 中学校レベルにおける教科指導のすすめ方
5章 学習障害児の教育システムを知る
6章 教師・保護者へのメッセージ
著者等紹介
江田裕介[エダユウスケ]
和歌山大学教育学部助教授。専門分野は障害児の教育臨床学。和歌山看護専門学校や京都教育大学でも教鞭をとる。主な著書に『脳性まひ児の表現活動とその技術的援助』『障害児指導のためのチームティーチング』などがある。また、児童文学作品として『純子の挑戦』などがある。趣味はトライアスロン。盲人マラソンの伴走もつとめる
西川公司[ニシカワコウジ]
国立久里浜養護学校校長。養護学校教諭、文部省教科調査官を経て、平成10年4月1日から現職。国立特殊教育総合研究所が行っていた脳性まひ児の学習障害に関する研究にかかわって以来、学習障害について関心をもつ。『新版学習障害』『重複障害児の指導ハンドブック』ほか、共著等多数。趣味は音楽鑑賞。特技はピアノ演奏
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。