目次
１ ダイアーの演じた日英交流のドラマ―プロローグ
２ ダイアー来日のいきさつ―東洋のイギリスの旅（伊藤博文はなぜマセソンに人選依頼をしたか；マセソンはなぜグラスゴー大学を指定したか；なぜ二四歳の青年ダイアーが校長に選ばれたか）
３ 極東日本における教育実験―エンジニア教育の新機軸（ダイアーは何をモデルにして教育計画を立てたか；工部大学校の教育実験はなぜ成功したか；工部大学校の情報はどのような形でイギリスに伝えられたか）
４ 教育実験のブーメラン現象―イギリス人教師の持ち帰ったもの（土木技術者協会はなぜダイアーの提言を拒否したか；グラスゴー技術教育に対してどのような影響を与えたか；ロンドンの技術教育に対してどのような影響を与えたか）
５ ダイアーの日本研究―国家進化論のモデルとして（ダイアーはなぜグラスゴー大学と決別することになるか；その後のダイアーはなぜ社会改革家に変身したか；ダイアーを日本研究に駆り立てたものは何か）
６ ダイアーの描いた日英交流の未来像―エピローグ
