内容説明
社会の成熟化にともない、教育を青少年期という人生の初期の段階にのみ限定することなく、生涯にわたり「だれもが、いつでも、どこでも、どんなことでも」学ぶことができ、その成果が適切に評価されるような教育の仕組みが必然的に求められてきたのである。近年、知識・技術の高度化が進む一方で、情報化、国際化、さらに、少子・高齢化等が急速に進み、そのことが人々の価値観を含め生活の仕方を大きく変えてきている。教育はその中で行われなければならない。学校教育を含め、生涯にわたる学習の仕組みを新たに構築することは極めて重要な社会的な課題なのである。教育の問題を、このような視点から改めて検討しなおしたものが本書である。
目次
1章 人間形成と教育
2章 幼児教育
3章 学校教育の基礎論
4章 教育の制度と経営
5章 教職論
6章 生涯学習の構想と体系化
7章 生涯学習社会の課題―生涯発達と学習機会