出版社内容情報
指導医の高齢者医療に対する考え方に、納得できない研修医が出した一つの答え
「ダリア・ダイアリー」(夏川草介)
人工透析を定期的に受けなければ、命が危うい少年が失踪。残された時間で見つけ出すことができるのか
「十五歳の失踪」(渡辺淳一)
治療方針を変更した医師の懊悩
「藤籠」(帚木蓬生)
自身を重ね合わせ描いた私小説的作品
「さよと僕たち」(吉村 昭)
家庭を棄てた父の死期が近いと知った娘の決断がもたらした意外な真実
「最期の伝言」(唯川恵)
医療漫画の金字塔手塚治虫の『ブラック・ジャック』が小説で蘇る
「三人目の幸福」(瀬名秀明)
など六篇の生と死の人間ドラマを収めた医療小説アンソロジー。
【目次】
内容説明
指導医の高齢者医療への考え方に納得できない研修医が出した答え「ダリア・ダイアリー」(夏川草介)、治療方針を変更した医師の懊悩「藤籠」(帚木蓬生)、家庭を棄てた父の死期が近いと知った娘の決断がもたらした意外な真実「最期の伝言」(唯川恵)、医療漫画の金字塔・手塚治虫の『ブラック・ジャック』が小説で蘇る「三人目の幸福」(瀬名秀明)など、六篇の生と死の人間ドラマを収めた医療小説アンソロジー。
著者等紹介
夏川草介[ナツカワソウスケ]
1978年、大阪府生まれ。信州大学医学部卒。医学博士。認定内科医。消化器病専門医。消化器内視鏡専門医。肝臓専門医。長野県にて地域医療に従事。2009年、『神様のカルテ』で第10回小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。同書は2010年、本屋大賞第2位となり、映画化された。『スピノザの診察室』で2024年本屋大賞第4位&京都本大賞受賞
渡辺淳一[ワタナベジュンイチ]
1933年、北海道生まれ。札幌医科大学卒。70年、『光と影』で第63回直木賞、80年、『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。2003年、紫綬褒章受章、菊池寛賞を受賞。14年、逝去
帚木蓬生[ハハキギホウセイ]
1947(昭和22)年、福岡県生れ。東京大学仏文科卒業後、TBSに勤務。2年で退職し、九州大学医学部に学ぶ。現在は精神科医。93(平成5)年、『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞、95年、『閉鎖病棟』で山本周五郎賞、97年、『逃亡』で柴田錬三郎賞、2010年、『水神』で新田次郎文学賞、11年、『ソルハ』で小学館児童出版文化賞、12年、『蠅の帝国』『蛍の航跡』の二部作で日本医療小説大賞、13年、『日御子』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、18年、『守教』で吉川英治文学賞と中山義秀文学賞をそれぞれ受賞
吉村昭[ヨシムラアキラ]
1927年、東京生まれ。学習院大学中退。66年、『星への旅』で太宰治賞を受賞。同年『戦艦武蔵』で脚光を浴び、以降『零式戦闘機』『陸奥爆沈』『総員起シ』等を次々に発表。73年、これら一連の作品の業績により菊池寛賞を受賞する。他に『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞(79年)、『破獄』により読売文学賞、芸術選奨文部大臣賞(85年)、『冷い夏、熱い夏』で毎日芸術賞(85年)、さらに87年日本芸術院賞、94年には『天狗争乱』で大佛次郎賞をそれぞれ受賞。200*
唯川恵[ユイカワケイ]
1955年、金沢市生まれ。金沢短期大学卒業。銀行勤務を経て84年「海色の午後」で第3回コバルト・ノベル大賞受賞。以後、恋愛小説やエッセイを発表し、2002年、『肩ごしの恋人』で第126回直木賞受賞。08年、『愛に似たもの』で第21回柴田錬三郎賞受賞
瀬名秀明[セナヒデアキ]
1968年、静岡県生まれ。東北大学大学院薬学研究科(博士課程)修了。薬学博士。95年に『パラサイト・イヴ』で第2回日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。98年には『BRAIN VALLEY』で第19回日本SF大賞を受賞。SF、ホラー、ミステリーなどさまざまなジャンルの小説作品に加え、科学・ノンフィクション文芸評論など多岐にわたる執筆活動を行っている
手塚治虫[テヅカオサム]
1928年、大阪府生まれ(幼少期から兵庫県宝塚市)。大阪帝国大学医学専門部を卒業。46年に漫画家としてデビューし、翌年発表の「新寶島」がベストセラーとなる。またアニメーション作家としても63年から放映された「鉄腕アトム」により、戦後最初のテレビアニメブームを巻き起こす。1989年、逝去
杉江松恋[スギエマツコイ]
1968年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒。文芸評論家、書評家、作家。文芸作品の書評や文庫解説、自著執筆などで活躍するかたわら、演芸にも造詣が深く、落語や浪曲などに関する活動も行っている。『日本の犯罪小説』で第25回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)候補、第78回日本推理作家協会賞(評論・研究部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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