PHP文芸文庫<br> 後宮の蝶は妖しく舞う

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PHP文芸文庫
後宮の蝶は妖しく舞う

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569905730
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

はじめて後宮小説を読むならこの1冊!
「後宮」――そこは、華麗で妖艶な輝きを放つ世界。

死んだ武官の幽霊騒動の真相究明に奔走する皇后付の記録士。
――「後宮の怪聞は蜜の味」天花寺さやか

帝への呪詛を祓うべく白羽の矢を立てられた「霊応の才」を持つ女房。
――「十式部日記」三川みり

毒殺の手法を、殿下(チョナー)に謎めいた言葉で残す淑媛(スグォン)。
――「夜明(やめい)」小野はるか

招聘したまじない師とともに、蠱毒(こどく)をつくり呪殺を企む皇后。
――「皇后の花園」伊勢村朱音

国君(こっくん)への献身が胸を打つ、妖魚の娘と噂された姫。
――「金の鱗を持つ娘」白川紺子

陰謀や嫉妬の渦巻く後宮を、明晰な頭脳と大胆な行動力で生き抜く女性たちを描いた五編を収録。
全編新作書き下ろしの文庫オリジナル・アンソロジー。


【目次】

内容説明

後宮―そこは、華麗で妖艶な輝きを放つ世界―。幽霊騒動の真相を探る皇后付の記録士(「後宮の怪聞は蜜の味」天花寺さやか)、毒殺の手法を、殿下に謎めいた言葉で告げる淑媛(「夜明」小野はるか)、国君への献身が胸を打つ、妖魚の娘と噂された姫(「金の鱗を持つ娘」白川紺子)など、陰謀や嫉妬の渦巻く後宮を、明晰な頭脳と大胆な行動力で生き抜く女性を描いた作品を五編収録。文庫オリジナル。

著者等紹介

天花寺さやか[テンゲイジサヤカ]
京都市生まれ、京都市育ち。小説投稿サイト「エブリスタ」で発表した「京都しんぶつ幻想記」が好評を博し、同作品を加筆・改題した『京都府警あやかし課の事件簿』(PHP文芸文庫)でデビュー、第7回京都本大賞を受賞

三川みり[ミカワミリ]
広島県生まれ。角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞を受賞し、『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』でデビュー。2021年、「龍ノ国幻想」シリーズでWEB本の雑誌が選ぶオリジナル文庫大賞を受賞

小野はるか[オノハルカ]
「ようこそ仙界!鳥界山白絵巻」で第13回角川ビーンズ小説大賞(読者賞)を受賞してデビュー(刊行時『ようこそ仙界!なりたて舞姫と恋神楽』に改題)。「後宮の検屍妃」(刊行時『後宮の検屍女官』に改題)で第6回角川文庫キャラクター小説大賞(大賞)(読者賞)をダブル受賞

伊勢村朱音[イセムラアカネ]
京都府出身。2021年、「姫君と侍女は文明開化の夢をみる~明治東京なぞとき譚」で第7回角川文庫キャラクター小説大賞(優秀賞)(読者賞)をダブル受賞

白川紺子[シラカワコウコ]
三重県出身。同志社大学文学部卒。2011年、雑誌「Cobalt」の短編小説新人賞に入選の後、12年度ロマン大賞(現ノベル大賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いぼいのしし

23
後宮もののアンソロジー。日中韓と舞台は違っても陰謀と死が渦巻くのは同じ。。。読む前は短編なので、物足りないのではないかと危惧したけれど、どれもおもしろくて十分楽しめた。三川みりさんと白川紺子さん目当てで読んだけれど、小野はるかさんの『夜明』が特に好みだったのでほかの話も読んでみたい。2026/06/07

よっち

22
華麗で妖艶な輝きを放つ一方で、陰謀や嫉妬の渦巻く後宮の世界を描いた五編を収録する編新作書き下ろしアンソロジー。死んだ武官の幽霊騒動の真相究明に奔走する皇后付の記録士。帝への呪詛を祓うべく白羽の矢を立てられた、女御に仕える霊応の才を持つ女房。禁婚令により後宮入りした変わり者の娘が、謎めいた言葉で残した毒殺の手法。蠱毒を作って呪殺を企む皇后の真意と招聘された呪い師。妖魚の娘と噂され小国に嫁いだ姫が国君に見せた献身。インパクトのある登場人物たちが存在感を見せていて、その結末も効いている濃厚で面白い短編集でした。2026/05/12

ゆり

9
色々な国(和風、東洋風)の後宮の物語があって面白かったです。『十式部日記』の主従のほんのり闇の部分が印象的。『夜昭』はあまり読んだことがない韓国風の後宮の物語で正統派ロマンスで面白かった。『金の鱗を持つ娘』も美しいファンタジーロマンス。魅力的な設定の物語は長編でじっくり読んでみたい。2026/05/27

はるき

9
う〜む。予想通りと言いますか、嬉しいサプライズはありませんでした(^_^;)上手くまとまりすぎ、2026/05/24

鳩羽

5
東洋風の様々な国の後宮を舞台に、入宮したばかりの妃や侍女、宦官、皇后たちが生き抜く短編を集めたアンソロジー。妊娠した妃を毒殺したと思われている皇后に、蠱毒をあつらえるよう依頼された宦官と皇后の束の間の交流を描いた「皇后の花園」が、美しく悲しく、後宮ものらしい息苦しさが魅力となっていてよかった。「夜明」も、後宮のなかで芽生える恋だからこそ真摯に感じられて好き。「十式部日記」は短編ならではの巧さ。「金の鱗を持つ娘」はさすがに上手いけれどファンタジー要素の方が強くて、期待していた方向とは違うかも。2026/05/18

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