PHP文芸文庫<br> 風と雅の帝

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風と雅の帝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 544p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569905617
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

第30回中山義秀文学賞受賞作品! 歴史から“消された”天皇がいた――。皇位継承が持明院統と大覚寺統で交互に行なわれていた鎌倉時代後期、量仁(光厳天皇)は持明院統の期待を背負い即位した。 しかし、幕府が倒される際に捕えられ、前帝・後醍醐によって即位自体を否定されてしまう。後醍醐と敵対した足利尊氏に擁立され、光厳は“治天の君”の座につくが――。南北朝の動乱を生き抜いた光厳天皇を描いた、著者渾身の歴史長編小説。


【目次】

内容説明

歴史から”消された”天皇がいた―。皇位継承が持明院統と大覚寺統で交互に行なわれていた鎌倉時代後期、量仁(光厳天皇)は持明院統の期待を背負い即位した。しかし、幕府が倒される際に捕えられ、前帝・後醍醐によって即位自体を否定されてしまう。後醍醐と敵対した足利尊氏に擁立され、光厳は”治天の君”の座につくが―。南北朝の動乱を生き抜いた光厳天皇を描いた、著者渾身の歴史長編小説。第30回中山義秀文学賞受賞作品。

著者等紹介

荒山徹[アラヤマトオル]
1961年、富山県高岡市生まれ。上智大学卒業後、新聞社、出版社勤務を経て、朝鮮半島の歴史・文化を学ぶために韓国に留学。99年、『高麗秘帖』で作家としてデビュー。『魔岩伝説』『十兵衛両断』『柳生薔薇剣』で吉川英治文学新人賞候補となる。2008年、『柳生大戦争』で舟橋聖一文学賞を受賞。17年、『白村江』で歴史時代作家クラブ賞を受賞。同作で「週刊朝日2017年歴史・時代小説ベスト10」第1位となる。24年、本書で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まえぞう

33
NHK大河でまた太平記の時代をやらないかと思っています。足利尊氏以外だと、後醍醐帝蜂起前に生を受けていて、尊氏没まで生き残る光厳帝をメインキャラにできないかと考えたりします。光厳帝は、後醍醐帝による帝位の否定、正平の一統による治天の地位喪失と2度も地獄を見た方です。この物語は、その光厳帝の生き様を描いているのですが、大河ドラマの原作となると、尊氏とか正成といった他の有名なキャラが活躍するストーリーが欲しくなります。2026/04/28

けんけんだ

14
南北朝時代の初代北朝天皇のお話。鎌倉幕府からの天皇家と武家の関係が天皇目線で書かれていて非常に面白かった。鎌倉、室町時代から戦国時代まで、征夷大将軍の地位を賭けての武士の争いの節操のなさの裏にいる天皇家目線のお話は新鮮でした2026/06/10

エク

10
「極楽征夷大将軍」「逃げ上手の若君」と合わせて読むと面白さ倍増する南北朝時代渾身の一冊。後醍醐天皇があまりにも有名で、一方の北朝の天皇は影に隠れてる印象があり、事実、歴代天皇にも数えられていない。しかし、その生涯は波乱に満ち、しかも決して受け身で流されてるだけではなく、後醍醐天皇に敢然と立ち向い、足利尊氏とも渡り合った。本作では光厳天皇をトリッキーな戦略家としても描いており、まさに埋もれた傑物。皇室典範改正云々のおり、分裂した皇統をまとめる為に抗い、また象徴天皇の先駆けな光厳天皇に着目して欲しい。2026/08/29

kichy

7
北朝の光厳天皇の波乱に満ちた一生が描かれる。後醍醐天皇と足利尊氏により鎌倉幕府が滅び、建武の親政が敷かれるも短命で終わる。その後、尊氏は反旗を翻し新政権を樹立する。後ろ盾には錦の御旗が必要であり、そのために光厳は尊氏に利用され不運に見舞われるが、後に南朝を樹立した後醍醐からも吉野に拉致される憂き目にあう。当時の天皇家と幕府の力関係が分かりやすく描かれ興味深い。叔父の花園天皇から帝王学を学び、勅撰集も編纂するなど賢い人物だったようだが、最後は京都の山奥で生涯を閉じる。悲哀漂うが、なぜか惹かれる人物でもある。2026/06/27

澤唯

1
一人称の時代物って初めて読んだような気がする そして今まで読んできたこの著者のものと違って朝鮮も絡まず突飛な設定や展開もほぼなく にもかかわらず、と言うのも変だがものすごく面白かった ゆっくりじっくり読んだ 引用文献の項まで面白いなんてどうかしてる2026/09/15

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