出版社内容情報
1917年、ロシアで革命政府が誕生。革命運動の指導者レーニンは当時スイスに亡命していた。さぞ喜んだのではと思いきや、彼は「新政府への完全な不信任を宣言せよ!」という不可解な打電を行う。そしてなんとしてもロシアに帰国すべく、驚くべき策を講じたのであった。本書ではこのような「まさかの展開」となった事例から、極めて重要な教訓を引き出す。
【内容例】
●ビスマルク(ドイツ) 怨嗟を募らせる労働者へのまさかの策
●趙括(戦国時代の趙) 兵法を妄信し秦との戦でまさかの布陣
●西郷従道 戦艦「三笠」を手に入れるためのまさかの覚悟
●曹操 打ち首を覚悟していた黄巾残党へのまさかの言葉
●ナポレオン 自らの“支え”を壊し歩いてまさかの没落
●李鴻章 自軍の“手の内”を明かし、日清戦争でまさかの敗北
●側近をイエスマンで固めたヒトラー、まさかの進撃
●歴史を知らず外交にも疎いトランプ、イランにまさかの要求
【教訓の例】
●「アメとムチ」と信賞必罰は全く別のもの
●時代の動きを読めない者の末路
●急激な改革は致命的な破壊をもたらす
●側近をイエスマンで固めた者は、例外なく言動がおかしくなる
●無知の無自覚こそ最大の罪
【目次】