出版社内容情報
1917年、ロシアで革命政府が誕生。革命運動の指導者レーニンは当時スイスに亡命していた。さぞ喜んだのではと思いきや、彼は「新政府への完全な不信任を宣言せよ!」という不可解な打電を行う。そしてなんとしてもロシアに帰国すべく、驚くべき策を講じたのであった。本書ではこのような「まさかの展開」となった事例から、極めて重要な教訓を引き出す。
【内容例】
●ビスマルク(ドイツ) 怨嗟を募らせる労働者へのまさかの策
●趙括(戦国時代の趙) 兵法を妄信し秦との戦でまさかの布陣
●西郷従道 戦艦「三笠」を手に入れるためのまさかの覚悟
●曹操 打ち首を覚悟していた黄巾残党へのまさかの言葉
●ナポレオン 自らの“支え”を壊し歩いてまさかの没落
●李鴻章 自軍の“手の内”を明かし、日清戦争でまさかの敗北
●側近をイエスマンで固めたヒトラー、まさかの進撃
●歴史を知らず外交にも疎いトランプ、イランにまさかの要求
【教訓の例】
●「アメとムチ」と信賞必罰は全く別のもの
●時代の動きを読めない者の末路
●急激な改革は致命的な破壊をもたらす
●側近をイエスマンで固めた者は、例外なく言動がおかしくなる
●無知の無自覚こそ最大の罪
【目次】
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Fingol
1
西郷従道の話と天皇陛下が身銭を切った話に大いに感動した。我々、現代の日本人に足りない国を想う気持ちが感じられる。歴史を学ぶことの面白さと実践していくことの大切さが良くわかる。 この著者とニュースを見たら面白そう。2025/11/28
Go Extreme
0
アメとムチの高度な運用 信賞必罰の落とし穴 机上の空論の悲劇 実践なき知識の限界 敵を味方に変える逆転術 追い詰めた敵に逃げ道を 囲む師は必ず闘く 能ある鷹は爪を隠す 支えを壊す者の没落 イエスマンに囲まれた独裁 批判を封じる組織の末路 無知の知を欠くリーダー 無知の無自覚という最大の罪 急激な改革が招く破壊 成功体験に縛られるリスク 時代の変化に鈍い者の末路 手の内を明かす愚かさ 歴史を知らぬ為政者 民衆の支持を失う瞬間 支えを軽視する危うさ 変化に適応する統治術 世界史から学ぶ最強の教訓2025/12/03
入江・ろばーと
0
やたらと自説に自信を持ってる感がどうにも受けつけない。「辨証法」って普通そう書かなくない?「虧ける」「遑」「鏖」とかも、知識のひけらかし感があってこれも受けつけない。そして今の日本の教育はそこまで丸暗記偏重じゃなくなってるのにそう批判する。その上で「無能な働き者」「学のあるバカ」をこき下ろすけどそういう自分はどうなのか?あと児島惟謙のどの辺が「売国奴」なの?2025/10/13
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