出版社内容情報
神奈川・川崎にある犬のしつけ教室「アビーロード」。父からこの教室を引き継いだ栞里は、飼い犬ルークを神奈川県警の嘱託警察犬の試験に合格させる。ほかの犬に負けない鋭い嗅覚を持つルークだが、性格はやや怖がり。一緒に育ってきた猫のいなりは、そんなルークを助けるため、捜査現場で思いがけない能力を発揮する!
「警察猫」いなりが相棒とともに事件を解決する、ちょっと可愛い連作ミステリー。
文庫書き下ろし。
【目次】
内容説明
神奈川・川崎にある犬のしつけ教室「アビーロード」。父からこの教室を引き継いだ栞里は、飼い犬ルークを神奈川県警の嘱託警察犬の試験に合格させる。ほかの犬に負けない鋭い嗅覚を持つルークだが、性格はやや怖がり。一緒に育ってきた猫のいなりは、そんなルークを助けるため、捜査現場で思いがけない能力を発揮する!「警察猫」いなりが相棒とともに事件を解決する、ちょっと可愛い連作ミステリー。
著者等紹介
梶永正史[カジナガマサシ]
1969年山口県長門市生まれ。山口県立美祢工業高校卒業。「警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官」で、2013年「第12回『このミステリーがすごい!』大賞」において大賞を受賞し、2014年に同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
34
警察犬と警察猫の活躍のお話。キャリアのはるくさん、そんなにふらふらできるのかしら。犬のカイロプラクティック勉強したいかも。事件は結構重い内容。連続強盗事件は解決したの?フレーメン現象とブレーメンの音楽隊がかかってるのかしらなんて。軽く楽しめるお話でした。続編あり?2025/09/21
ち~
25
ルークと兄弟の様に育ったいなり。晴れて警察犬となったルークにくっついて現場へ。ルークの優秀な嗅覚を駆使した追跡に限界がきたその時…大好きなお兄ちゃんのために一肌脱ぐいなり。解決の過程やホロリにハラハラもあるストーリーも読み応えあるし、人間キャラもモフモフに負けず個性的で楽しい。いなり視点が挟まれるのが良かった。犬と猫、それぞれの能力を活かした、とんでもなく可愛いいバディが爆誕!もちろん続編希望!ドラマにしても、とても楽しめると思う。2025/09/14
ネムコ
19
初めての作家さん。そして久々のヒット! 猫のいなりちゃんの性格がナイス! そしていなりと嘱託警察犬のルークの飼い主である栞里と、ガリ勉眼鏡から警察官僚に出世していた幼馴染の春空(これでハルクと読む)。この二人の全然甘くならない関係性も良い。続きが出たら読む!2025/10/07
☆Ruy
10
嘱託警察犬のルークと警察犬のような能力を発揮する猫いなりの活躍。殺人事件ではない誘拐や強盗などそこそこ危険な犯罪を捜査。梶永先生の穏やかで緩やかだけど引き込まれていく文体が心地好くて好き。 ガリ勉メガネくんだった春空がイケメンになって警察キャリアに。ルークと栞里、いなりと春空のコンビネーションが楽しい。猫アレルギーの春空がアレルギーの薬飲み始めたのが健気で愛おしくなる。これからのcat&dogの活躍が楽しみ。cat&dogで土砂降りにならないといいね。2025/10/01
もも
10
ゴールデンレトリーバーのルークは嘱託警察犬。背中が茶色くお腹が白いため「いなり」と名付けられた猫。いなりはルークの背中が定位置。ルークといなりの様子を想像すると、とても癒されます。続きがあると、いいなあ。2025/09/17
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