出版社内容情報
天賦の才と豪運のもと、一代で天下人まで上り詰めた無二の名将・豊臣秀吉。
突如として公武双方の頂点に立った「豊臣家」の人々が、いかに生き、いかに散ったか。
秀吉の右腕として栄達を支えた秀吉の弟・秀長が、己の初恋の苦い顛末を通してその生涯を回顧する「小一郎と天下と藍と」(谷津矢車)、秀吉死後、秀頼らと距離を置いた秀吉の正室・おねの視点で豊臣家の最期を描く「ゆめの又ゆめ」(白石一郎)など、豪華作家陣が彼らの生き様を丹念に描く傑作アンソロジー。
全6篇を収録。
【目次】
内容説明
天賦の才と豪運のもと、一代で天下人まで上り詰めた無二の名将・豊臣秀吉。突如として公武双方の頂点に立った「豊臣家」の人々は、いかに生き、散ったか。秀吉の右腕として栄達を支えた秀吉の弟・秀長が、己の初恋の苦い顛末を通してその生涯を回顧する「小一郎と天下と藍と」(谷津矢車)、秀吉死後、秀頼らと距離を置いた秀吉の正室・おねの視点で豊臣家の最期を描く「ゆめの又ゆめ」(白石一郎)など、豪華作家陣による傑作アンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
72
豊臣秀吉の周りの人々の短編集。どれも面白かったけど、弟の話が一番興味深かった。大河ドラマもあるから楽しみ。正室、側室の話も良かった。その辺りの話を詳しく知らなかったので勉強になったし、作家さんたちの想像力がすごいなと感心。最後のお拾さまの結末に唖然。めちゃミステリー。それぞれの作家さんの本も読んでみたくなった。2025/11/06
aki☆
60
大河ドラマを見ていて気になったので読んでみた。今村さん以外はお初の作家さん。小一郎、秀次、秀吉、おね、淀どの、秀頼、歴史に詳しくなくても名前や多少の人物像は知っている『豊臣家族』なので、ほとんどが楽しい話ではないけど興味深くて楽しめた。特に今村さんと木下さんがお気にり。超短編だけど温かい気持ちにさせてくれた今村さん、意表を突いてきた木下さん。歴史小説苦手でも短編なので読みやすい。こういうのいいな。面白かった。2026/05/10
がらくたどん
51
編者と執筆陣への興味で惹かれつつ「なんつうタイトル」と迷っているところに読み友さんの素敵なご感想が飛び込んできて。初読は谷津さんの秀吉の弟に的を定めた書下ろしのみだが、既作から選定した「秀吉の家族」を巡る作品群は並べて読むと、成り上がり一代帝王だからこその故郷や家族への多分に自己チューな飢えと、なまじ家族として囲われた者達の喜憤ない交ぜの本心が渦を描いて大変に面白い。特に豊家ゴシップ筆頭の秀頼の秘密。定番ネタを丁寧に膨らませた澤田ふじ子とウルトラC級捻り技の木下昌輝の連打で締める構成には唸った。逸品です♪2025/08/25
ポチ
48
秀吉に振り回される秀長、狂気を宿す秀次、冷めた目で豊臣の行く末を見る茶々嫌いの寧々、傲慢な茶々などは、通説に近いようでしたが、既読の今村さんの牛蒡の話は明るく楽しい読後感がとてもいいです。こちらも既読でしたが木下さんのラストは…、こんな思いもよらない話好きです。来年の大河はどんな豊臣兄弟になるのでしょうか。見ようかな。2025/12/04
はれひめ
37
色々ありすぎ豊家のアンソロジー。大河で好感度爆上げ秀長。秀次も好きで関白になったわけではないだろうに。今村さんの秀吉の日本昔話牛蒡好き編とトリの木下さんは既読で残念。最後まで読み終えたら頭の中は淀君で充満されてしまった。通説どおりの悪女に描かれてもうお腹いっぱい。三姉妹で一番幸せになったのはお江だ、と呟いたのが印象的だった。 2026/04/13




