出版社内容情報
世代を超えて愛された大詩人は、どのように考え、自由で新しい詩を生み出していたのか?
生い立ちから詩作の裏側まで、ありのままに語ったインタビューのほかに、朗読で大人気の「かっぱ」から感動作「生きる」まで、11作品を収録。
「詩を書きたいとも思っていなかったし、詩人になりたいとも思っていなかった」という谷川氏は、17歳の頃に友だちに誘われて詩のようなものを書いて以来、詩集にとどまらず、絵本、翻訳、歌の作詞(アニメ『鉄腕アトム』などの主題歌も)、脚本、朗読でも活躍。
本書は、各界一流人の思いと夢をインタビューで解き明かす人物ドキュメント、NHK BShiで放送された番組「100年インタビュー」で語られた言葉を書籍化したもの。
もっと自由に言葉を生み出し、自己表現したい人、何歳であっても柔軟な発想をしてみたい人への、最高の谷川俊太郎入門である。
第一章 詩との出会い
一 詩を書き始めた頃
二 詩を書くということ
三 読者を意識した詩
四 詩が生まれる瞬間
五 意識下にある言葉
第二章 詩と日常生活と
六 ラジオに魅せられて
七 詩と日常生活
八 詩人であることを問い直した時期
第三章 意味と無意味
九 詩は音楽に恋している
十 声に出すこと
十一 意味以前の世界
十二 言葉は不自由
十三 「わかる」ということ
十四 七十八歳の境地
十五 厳しい現実を前に詩は……
十六 人は詩情を求める
一〇〇年後へのメッセージ
内容説明
国や年齢を超えて広く愛された詩人が、詩とはなにか、詩をどのように生み出してきたかを語る。
目次
第一章 詩との出会い(詩を書き始めた頃;詩を書くということ;読者を意識した詩;詩が生まれる瞬間;意識下にある言葉)
第二章 詩と日常生活と(ラジオに魅せられて;詩と日常生活;詩人であることを問い直した時期)
第三章 意味と無意味(詩は音楽に恋している;声に出すこと;意味以前の世界;言葉は不自由;「わかる」ということ;七十八歳の境地;厳しい現実を前に詩は・・・;人は詩情を求める)
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
詩人。1931年、東京生まれ。1950年、「文学界」に詩を発表。1952年、詩集『二十億光年の孤独』を刊行し高い評価を得る。その後、詩作のほか絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表。1962年、「月火水木金土日の歌」で第4回日本レコード大賞作詞賞、1975年、『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1982年、『日々の地図』で第34回読売文学賞、1993年、『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞、2010年、『トロムソコラージュ』で第1回鮎川信夫賞など、受賞多数。2024年11月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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中桐 伴行