PHP文芸文庫<br> さむらい―“武士”時代小説傑作選

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さむらい―“武士”時代小説傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569904436
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

シリーズ累計50万部突破!

体面、しきたり、出世争い、厳しい姑……
武家のさだめに生きる者たちの悲哀と喜びの物語

「花散らせる風に」あさのあつこ
小舞藩の筆頭家老は、なぜ新田作りのための開墾地に、農に適さない土地を選んだのか……三十年前の悲恋と約束に縛られた男の生き様を描く。

「ふところ」中島 要
貧乏御徒の家に嫁いだ栄津。いつも厳しく叱ってきた姑が亡くなり、せいせいするかと思いきや、閉まりきらない戸の隙間から風が吹き込んでくるような気持ちを抱いていた。そんな栄津のもとに、幼馴染の男が訪ねてきて……。

「小普請組」梶よう子
瀬戸物屋の五男坊から、小普請組の御家人・野依家の養子となった駿平。わずか一年で当主になることが決まり、養母から出世を目指すよう命じられ……。

「最後の団子」佐藤 雫
大身旗本の娘である綾は、甘味好きの父がなぜか団子だけは口にしないことが気になっていた。父に仕える茂七に尋ねると、そこには若き日の淡い恋が秘められていて……。

「落猿」朝井まかて
八作藩の江戸留守居役・奥村理兵衛は、藩士の無礼討ちを無難に解決しながら、補佐役・野口直哉の成長を見守っていたが……。武士の本髄とは何かを鋭く活写した短編小説。

武家のしきたりに振り回されながらも、懸命に生きる人々の姿に心打たれる名作アンソロジー。

内容説明

いつも厳しかった姑が亡くなったばかりの武家の妻(「ふところ」中島要)、瀬戸物屋の五男坊から御家人の養子となり、出世を目指すことになった男(「小普請組」梶よう子)、甘味好きの父が、なぜか団子だけは口にしないことに気付いた娘(「最後の団子」佐藤雫)など、武士とその家族を様々な角度から描いた短編五作を収録。武家のしきたりに振り回されながらも、懸命に生きる人々の姿に心打たれる名作アンソロジー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

118
細谷雅充さん編の今回は『さむらい』5名の作家さんの中で佐藤雫さん初読みだったが良かった『最後の団子』恋することと慈しむことは違うと我が娘にいう父・菖三郎が優しい。中島さんの『ふところ』も私の耳に多少の痛さはあるが(あるんか~い)ジワリと沁みる。勿論あさのさん、梶さん、まかてさんも好い。つまり全部良かった。2025/01/27

タイ子

64
5人の女性作家による武家に生きるさむらいの姿を描くアンソロジー。既読作品もあったが、こういうのは何度読んでもその都度の読み方があって楽しめる。唯一書き下ろし作品の佐藤雫さん「最後の団子」がいい。優しい両親の下で生活をする12歳の綾。風邪引きの娘のために父親が買ってきてくれた串団子を食べながら父親がいっさい団子を口にしない理由を守役の茂七が語ってくれる遠い昔の父の切ない恋の話。武士に産まれた宿命をこんな形で涙を飲んだ男たちは数知れずいたんだろうな。中島要さん「ふところ」は思わずクスッと。嫁姑は永遠の仲なり。2025/02/14

Nori

1
歴史小説アンソロジー。佐藤雫さんが読みたくて読んだけどどの短編も素敵すぎるものばかり。特に筆頭家老の想いを描いた『花散らせる風に』、商家の五男坊が武士の家に養子になるところから物語が始まる『小普請組』、なぜか団子を口にしない父の昔話を聞く『最後の団子』が特によかったです。本作の基になった「小舞藩シリーズ」と「立身いたしたく候」は近々読んでみるつもり。お目当ての佐藤雫さんは切なくてすごくよかった。実在する人物の物語のイメージがあったけど、本作みたいな完全創作の物語も非常に面白かったので今後こういう物語も2025/02/14

すもも

1
武士とその家族を描いたアンソロジー。武士とは、武家の妻とは、…既刊からのセレクトもよし。書き下ろしも更によし。堪能して読了しました。2025/02/08

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