PHP文庫<br> ルンガ沖夜戦 (新装版)

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PHP文庫
ルンガ沖夜戦 (新装版)

  • 半藤 一利【著】
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  • PHP研究所(2024/07発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569904207
  • NDC分類 391.2
  • Cコード C0121

出版社内容情報

≪いかにデスペレイトな戦いであろうと、駆逐艦乗りは忠実に、そして泰然と荒海にのり出していく。豪快さなどかけらもなく、栄光もない。どこまでつづく死の行進。多くの人間が血を流した戦争という残酷な歴史の上を、いままた敗残の部隊がよろめきながら一かたまりとなって進んでいく。このうえ、歴史に何を書き加えようというのか。悲惨をか。徒労と犠牲をか。憤怒をか。あるいはまた、人間の愚劣をか。≫本書「フィナーレ」より抜粋
「本書を、戦いぬいた全駆逐艦乗りに捧げたい」――昭和史の語り部といわれ、歴史探偵と自らを称した著者による渾身の戦史ドキュメントを、装いを新たにして刊行。解説は、大和ミュージアム館長の戸髙一成氏。
本書の「まえがき」で、決戦前の劣勢といえる状況にもかかわらず、日本海軍の水雷戦隊が、対するアメリカ艦隊を完全に打破。見事な逆転劇を演じることになった「この海戦と、それに参加した八隻の駆逐艦の生涯を描こうと試みた」と著者は述べている。
ルンガ沖夜戦で、高波、陽炎、黒潮、親潮、江風、巻波、涼風、長波に乗った駆逐艦乗りはもちろんのこと、命を懸けて祖国のために戦った方々への敬意を表しつつも、そうした尊い命を奪い去る戦争への怒り、憎しみを晩年に強く訴え続けた著者と、生前に親しかった解説者の戸髙一成氏は、こう述べる。「(半藤氏が)こうした作家として初期に書いた戦史ドキュメントの底流にも、その非戦の思想、静かな怒りのようなものが、脈々と流れていることを読者の方々にはぜひ読み取ってもらいたいと思う」と。
[構成]
●プレリュード
●1 命令
●2 出撃
●3 魚雷
●4 航進
●5 敵機
●6 信号
●7 直衛
●8 敵情
●9 重巡
●10 豪雨
●11 サボ
●12 挿話(エピソード)
●13 戦闘
●14 突撃
●15 手記
●16 発射
●17 命中
●18 避退
●19 救援
●20 戦訓
●フィナーレ

内容説明

第二水雷戦隊、駆逐艦乗りたちの戦いを活写する力作ドキュメント。日本海軍が完勝した伝説的海戦。疾駆する駆逐艦、壮絶な太平洋戦争の記憶。

目次

命令
出撃
魚雷
航進
敵機
信号
直衛
敵情
重巡
豪雨
サボ
挿話
戦闘
突撃
手記
発射
命中
避退
救援
戦訓

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「漫画読本」「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役などを経て、作家。1993年、『漱石先生ぞな、もし』で第12回新田次郎文学賞、1998年刊の『ノモンハンの夏』で第7回山本七平賞、2006年、『昭和史 1926‐1945』『昭和史 戦後篇 1945‐1989』で第60回毎日出版文化賞特別賞、2015年には菊池寛賞を受賞。2021年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ケンイチミズバ

70
彼らの死は無益であったか。夜戦(航空攻撃を避けるため夜間の艦船同士による戦い)には勝利したものの飢えに苦しむ上陸部隊への補給は成し得なかった。海戦の実際を知らない者は海軍が勇ましい戦果を欲したあまり補給作戦をないがしろにしたという者もいたそうだ。今、この作品を読んだ私は命を懸けて戦った駆逐艦の乗組員らの姿しか伝わらないためにそういう意見もあったのだなと思うものの唸ってしまう。 駆逐艦本来の役割は艦船同士の砲雷撃戦であり、日本軍が行った占領地の島々への補給輸送は戦力の無駄遣い、大本営の判断の過ちでもあった。2024/08/05

ひめの

1
ガダルカナルの攻防戦の中の一つ、ルンガ沖夜戦を描いたドキュメント。制海権と制空権をなくし、圧され始める日本軍の中で苦境のなかを必死に戦った駆逐艦乗りの物語。時系列で複数の人々が主体となる群像劇の形をとる。共に各駆逐艦の来歴を紹介するなど駆逐艦にフォーカスを当てている。当人からのインタビューを元に作成されていて、最前線で戦った人たちの思いも伝わってくる。この戦闘としては大勝であったが、この後の終わりなき出撃と轟沈を思うと悲しさが残る。出撃表をみるだけで駆逐艦乗りがいかに勇敢に戦ったかが分かる。2024/12/29

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