出版社内容情報
シリーズ累計40万部突破! 商人、大奥、駕籠かき……江戸の“お仕事”も やっぱり大変!? 人気作家6人が共演する豪華アンソロジー
●「ひのえうまの女」(永井紗耶子)許嫁を受け入れられず、大奥に入ったお利久は出世を志すのだが……。
●「道中記詐欺にご用心」(桑原水菜)箱根の駕籠かきコンビ、漸吉と侘助は、江戸から「道中案内記」作成のためにやってきた版元・忠兵衛に箱根紹介をすることになるも、思わぬ騒動に巻き込まれる。
●「婿さま猫」(泉ゆたか)動物の医者である凌雲と、その妻で助手の美津は、飼い猫がいきなり人を襲うようになったという相談を受ける。大人しいはずの猫が人を襲う理由とは?
●「色男」(中島 要)吉原の花魁・朝霧に身請け話が持ち上がる。喜ぶべき話のはずなのに、朝霧にはどうしても忘れられない相手がいて……。
●「ぼかしずり」(梶よう子)摺師の安次郎が手掛けた版画絵が評判を呼ぶ中、絵の題材となった娘に会わせてほしいという武士が訪れる。切実な事情を抱える武士のために、安次郎は娘を探そうとするが……。
●「鬼は外」(宮部みゆき)主人が突然亡くなった小間物屋を継がせるために、幼い頃に養子に出された兄が呼び戻されるが、妹は彼を偽者だと言い出す。茂吉親分が辿り着いた切ない真相とは。
内容説明
許嫁を拒絶して大奥に入ったお利久は、出世を志すが…「ひのえうまの女」(永井紗耶子)、店を継がせるために、幼い頃に養子に出された兄が呼び戻されるが、妹は彼を偽者だと言い出し…「鬼は外」(宮部みゆき)、摺師の安次郎が手掛けた錦絵が評判を呼ぶ中、絵の題材となった娘に会わせてほしいという武士が訪れてきて…「ぼかしずり」(梶よう子)など、江戸で働く人々の哀歓を描いた時代小説アンソロジー。
著者等紹介
永井紗耶子[ナガイサヤコ]
1977年、神奈川県出身。慶應義塾大学文学部卒業。2010年、『絡繰り心中』で小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。『商う狼 江戸商人杉本茂十郎』で、20年、本屋が選ぶ時代小説大賞及び細谷正充賞、21年、新田次郎賞、23年、『木挽町のあだ討ち』で直木賞、山本周五郎賞を受賞
桑原水菜[クワバラミズナ]
千葉県生まれ。1989年、『風駆ける日』で下期コバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞し、デビュー
泉ゆたか[イズミユタカ]
1982年、神奈川県生まれ。早稲田大学卒業、同大学院修士課程修了。2016年、『お師匠さま、整いました!』で小説現代長編新人賞を受賞してデビュー。19年、『髪結百花』で日本歴史時代作家協会賞新人賞、細谷正充賞を受賞
中島要[ナカジマカナメ]
早稲田大学教育学部卒業、2008年、「素見(ひやかし)」で小説宝石新人賞を受賞。10年、『刀圭』で単行本デビュー。18年、「着物始末暦」で歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞
梶よう子[カジヨウコ]
東京都生まれ。2005年、「い草の花」で九州さが大衆文学賞、08年、「一朝の夢」で松本清張賞、16年、『ヨイ豊』で歴史時代作家クラブ賞作品賞、23年、『広重ぶるう』で新田次郎賞を受賞
宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年、東京都生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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