PHP文庫<br> 奇書の世界史

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奇書の世界史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569903446
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

歴史を動かす「ヤバい書物」の物語

人間はなぜこんなにも間違ってきたのだろう。歴史上の奇書を通して人類の狂乱と過ちを振り返る。本書では単に奇書を断罪するなどということはしない。情報化された現代でさえそのような歴史と地続きであることを思い出させてくれる。人間は真実を見ているのではなく真実だと信じたい物語を見ているのだと教えてくれる一冊。

●魔女に与える鉄槌……10万人を焼き尽くした、魔女狩りについての大ベストセラー
●台湾誌……稀代のペテン師が妄想で書き上げた「嘘の国の歩き方」
●ヴォイニッチ手稿……万能薬のレシピか? へんな植物図鑑か? 未だ判らない謎の書●野球と其害毒……明治の偉人たちが吠える「最近の若者けしからん論」
●穏健なる提案……妖精の国に突き付けられた、不穏な国家再建案
●天体の回転について……偉人たちの知のリレーが、地球を動かした
●非現実の王国で……大人になりたくない男の、ネバーエンディングストーリー
●軟膏を拭うスポンジ / そのスポンジを絞り上げる……奇妙な医療にまつわる、奇妙な論争
●物の本質について……世界で最初の快楽主義者は、この世の真理を語る
●サンゴルスキーの「ルバイヤート」……読めば酒に溺れたくなる、水難の書物

●椿井文書……いまも地域に根差す、江戸時代の偽歴史書
●ビリティスの歌……古代ギリシャ女流詩人が紡ぐ、赤裸々な愛の独白

内容説明

歴史を変えたヤバい書物たち。

目次

01 10万人を焼き尽くした、魔女狩りについての大ベストセラー 魔女に与える鉄槌(ハインリヒ・クラーメル 著/ヤーコブ・シュプレンガー 著)
02 稀代のペテン師が妄想で書き上げた「嘘の国の歩き方」 台湾誌(ジョルジュ・サルマナザール 著)
03 万能薬のレシピか?へんな植物図鑑か?未だ判らない謎の書 ヴォイニッチ手稿(著者不明)
04 明治の偉人たちが吠える「最近の若者けしからん論」 野球と其害毒(新渡戸稲造 ほか)
05 妖精の国に突き付けられた、不穏な国家再建案 穏健なる提案(ジョナサン・スウィフト 著)
番外編01 偉人たちの知のリレーが、地球を動かした 天体の回転について(ニコラウス・コペルニクス 著)
06 大人になりたくない男の、ネバーエンディング・ストーリー 非現実の王国で(ヘンリー・ダーガー 著)
07 物理学界のカリスマがやらかした“神の手” フラーレンによる52Kでの超伝導(ヤン・ヘンドリック・シェーン 著)
08 奇妙な医療にまつわる、奇妙な論争 軟膏を拭うスポンジ(ウィリアム・フォスター 著)/そのスポンジを絞り上げる(ロバート・フラッド 著)
番外編02 世界で最初の快楽主義者は、この世の真理を語る 物の本質について(ルクレティウス 著)
09 読めば酒に溺れたくなる、水難の書物 サンゴルスキーの『ルバイヤート』(ウマル・ハイヤーム 著/フランシス・サンゴルスキー 装丁)
10 いまも地域に根差す、江戸時代の偽歴史書 椿井文書(椿井政隆 著)
11 古代ギリシャ女流詩人が紡ぐ、赤裸々な愛の独白 ビリティスの歌(ビリティス 著/ピエール・ルイス 訳)
番外編03 1つの創作が科学へ導く、壮大なムーンショット 月世界旅行(ジュール・ヴェルヌ 著)

著者等紹介

三崎律日[ミサキリツカ]
1990年、千葉県生まれ。歴史や古典の解説を中心に、ニコニコ動画、YouTubeで動画投稿を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rakim

10
日本の「三大奇書」をようやく読了出来たので、タイトルに惹かれて購入。そういう意味での「奇」ではない。こちらは当時の価値観に合わせただけの悪書だったり、もっともらしい嘘を連ねての売名に近いものだったり(嘘も活字にしたり何度も繰り返せば本当らしくお金にもなるってこと現在でもあるし…)、今から見ればプロパガンダの一役を担っていたりのいくつかの「奇書と当時は見られた書籍」紹介。とても読みやすく中学生でも簡単に読めそうです。番外編とされた部分が案外な面白さ。雑学増える。また再読したい一冊になりました。保存本。2024/09/02

アノニマス

8
元々はYouTubeに投稿していたものを加筆・修正したものらしい。 捏造した文化や歴史が堂々と書かれている「台湾誌」「椿井文書」の2つが特に気になった。特に前者は完全に作者の妄想で作り上げられているとのことで非常に惹かれる。情報源が限られている時代だったため騙される人が多かったのだろうな。当時から怪しいと思っていた専門家もいたようだが。2025/03/03

スプリント

7
様々なジャンルの奇書が取り上げられていますが まったくの空想で書かれた台湾誌や椿井文書が印象に残りました。台湾誌は読んでみたいですね。2023/11/14

Mof

6
歴史的な背景から、良書と持て囃されたり、悪書と迫害を受けた本や、読者に多大な影響を与えた本などを紹介している。いくつかは、奇妙な本も含まれているが、この本の中では歴史的背景の説明が主であった。本の歴史的背景を説明するというやり方は、この人以外で見かけたことがないので、とても上手いやり方だなあと思った。文章も軽めで読みやすい。2025/04/16

かっこう

6
世界の奇書を紹介した本。冒頭の「魔女に与える鉄槌」では、短過ぎて物足りないと思ったけど、以降は適度な分量となり、いい感じに楽しめた。「台湾誌」が、冗談みたいで一番面白かったかな。他、「非現実の王国で」「椿井文書」なんか興味深い。2025/03/04

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