出版社内容情報
◆日本人の6人に1人は貧困層、世界で7億人超が絶対的貧困……
◇世界と日本のデータが明かす「見えない貧困」の真実とは?
◆読めば、この国の「幸せのかたち」が見えてくる!
世界第3位のGDPを誇る日本。しかし実際には、
「先進国中ワースト4位の貧困国」であると聞けば、驚くだろうか。
その理由は、日本の貧困は、いわゆる途上国の貧困とされる、
「絶対的貧困」とはまったく形態が異なる「相対的貧困」だから。
貧困という言葉は同じでも、絶対的貧困と相対的貧困は、その性質が大きく異なる。
本書では、途上国の絶対的貧困と、日本の相対的貧困を、
8つの視点から比較することで、現代社会における「本当の貧しさとは何か」を考える。
読めば、貧しさとは何か、希望とは何か、豊かさとは何か――その片鱗が見えてくる一冊。
【本書の内容】
〇日本の児童虐待相談件数は30年で約190倍
〇途上国における「二重の排除」
〇日本でなぜ餓死者が出るのか
〇途上国の「貧困ビジネス」の実態
〇シロとクロに分断された社会は本当に幸せか?
内容説明
希望とは何か、貧しさとは何か…豊かさの真実を知るための必読書!
目次
第1章 住居―コミュニティー化するスラム、孤立化する生活保護世帯
第2章 路上生活―家族と暮らす路上生活者、切り離されるホームレス
第3章 教育―話し合う術をもたない社会、貧しさを自覚させられる社会
第4章 労働―危険だが希望のある生活、保障はあるが希望のない生活
第5章 結婚―子供によって救われるか、破滅するか
第6章 犯罪―生きるための必要悪か、刑務所で人間らしく暮らすか
第7章 食事―階層化された食物、アルコールへの依存
第8章 病と死―コミュニティーによる弔い、行政による埋葬
著者等紹介
石井光太[イシイコウタ]
1977年東京都生まれ。作家。世界の物乞いや障害者を追った『物乞う仏陀』(文藝春秋)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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