出版社内容情報
天保十四年。七代目市川團十郎は、自分を捕縛し、追放した南町奉行・鳥居耀蔵への復讐に燃えていた。絶好の機会が訪れ、短刀を抜いたその瞬間、何者かの拳をくらい気絶してしまう。それが父を無実の罪で陥れられ、團十郎と同じく鳥居への復讐を誓う鶴松との出会いだった。目を覚ました團十郎は、鶴松とその仲間から、ある計画を聞く。鳥居は富くじの裏で百万両を溜め込んでいるらしく、それを根こそぎ奪おうというのだ。團十郎と鶴松たちは手を組み、その算段を立てるが……。一気読み必至の傑作時代エンタテイメント!
内容説明
南町奉行・鳥居耀蔵に江戸から追放された七代目市川團十郎は、復讐のため鳥居に襲い掛かる寸前で、浪人・鶴松に気絶させられた。目を覚ました團十郎は、鳥居に冤罪をかけられて父を失ったという鶴松とその仲間から、ある計画を聞く。鳥居は富くじの裏で百万両を溜め込んでいるらしく、それを残らず奪おうというのだ。團十郎と鶴松は手を組み、その算段を立てるが…。一気読み必至の傑作時代エンタテインメント!
著者等紹介
五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年、東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業後、出版社に入社。2001年、『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
11
場面展開のテンポがよくてだれることなく一気読みできた。 2023/05/04
陽ちゃん
7
鳥居耀蔵VS七代目市川團十郎を始めとした鳥居に恨みを持つ人々って感じですね。結末は予想通りでしたが、その後、鶴松が口笛を吹くことはあったのかな?2023/05/26
なんてひだ
3
いいね、非常に良いかと。パパとムスメの7日間に始まり、すっかりファンとしておりますが、江戸時代を舞台にして団十郎 談志 鶴松 お葉と分かりやすい配役だし、何より仕掛けが面白いし、顛末も上手いこといきました。鳥居も蟄居しているが、そういう細かいところは事実ですね。5人の目明かしを罠に落とすそれぞれの仕掛けも良かった。2023/03/25
きょうちゃん
1
設定が面白くさっと読めました。2023/02/08
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