PHP文芸文庫<br> はらぺこ―“美味”時代小説傑作選

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はらぺこ―“美味”時代小説傑作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569902487
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

シリーズ累計35万部突破!
うまいものには“謎”がある!?
みたらし団子、猪鍋、菜の花飯……旬の女性時代作家による江戸の料理×人情アンソロジー。
●「福袋」(朝井まかて)
妻と離縁をしたいが、持参金を使い切ったために別れられずにいる乾物屋の旦那。食べすぎで出戻ってきた姉を大喰い会に参加させ、賞金を手に入れようとするが……。
●「びっくり水」(中島久枝)
正吉は腕の良い菓子職人だが、めったに働かず、困った女房のお里が代わりに作るも、客からは文句を言われてしまう。このままでは奉公に出されてしまうと考えた娘のおみちは、父親の本当の気持ちを試すために、ある作戦を行おうとする。
●「猪鍋」(近藤史恵)
つわりで何も食べられなくなった年下の義母のために、流行の猪鍋屋を訪れた同心の千蔭。評判通りの味に義母の食も進み、ひと安心するも、千蔭は猪鍋屋の騒動に巻き込まれることになり……。
●「桜ほろほろ」(五十嵐佳子)
旗本の奥方に仕え、独り身を貫いたさゆ。五十五歳で奉公先を退いて実家の世話になったものの、毎日が退屈なさゆは、反対を押し切って茶屋を始める。そんな中、夫を亡くし、口うるさい姑に悩む女性と出会う。
●「糸吉の恋」(宮部みゆき)
岡っ引き・茂七の手下である糸吉は、菜の花畑で泣いている娘を見かける。話を聞くと、菜の花畑の下に赤ん坊が埋められているという。茂七に注進するも、それは作り話だと突き放され、むきになった糸吉はひとりで調べを進めるが……。

内容説明

妻と離縁をしたいが、持参金を使い切ったために別れられずにいる乾物屋の主人。食べすぎで出戻ってきた姉を大喰い会に参加させることで、賞金を稼ごうとするが…「福袋」(朝井まかて)、つわりで食べられなくなった年下の義母のために、流行の猪鍋屋を訪れた定町廻り同心の千蔭。評判通りの味に義母の食も進むが、千蔭は猪鍋屋の騒動に関わることになり…「猪鍋」(近藤史恵)他、江戸の美味を描いた傑作五編を収録。

著者等紹介

朝井まかて[アサイマカテ]
1959年、大阪府生まれ。2008年、『実さえ花さえ』で小説現代長編新人賞奨励賞を受賞してデビュー。14年、『恋歌』で直木賞、16年、『眩』で中山義秀文学賞、17年、『福袋』で舟橋聖一文学賞、18年、『雲上雲下』で中央公論文芸賞、19年、『悪玉伝』で司馬遼太郎賞、21年、『類』で芸術選奨文部科学大臣賞、柴田錬三郎賞を受賞

中島久枝[ナカシマヒサエ]
1954年、東京都生まれ。学習院大学文学部卒業。2013年、『日乃出が走る 浜風屋菓子話』でポプラ社小説新人賞特別賞、19年、「日本橋牡丹堂 菓子ばなし」「一膳めし屋丸久」で日本歴史時代作家協会賞文庫 書き下ろしシリーズ賞を受賞

近藤史恵[コンドウフミエ]
1969年、大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。93年、『凍える島』で鮎川哲也賞を受賞してデビュー。2008年、『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞

五十嵐佳子[イガラシケイコ]
1956年、山形県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業

宮部みゆき[ミヤベミユキ]
1960年、東京都生まれ。87年、「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。92年、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞、93年、『火車』で山本周五郎賞、99年、『理由』で直木賞、2002年、『模倣犯』で司馬遼太郎賞、07年、『名もなき毒』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いつでも母さん

149
細谷正充編の時代小説傑作選。5名の女性作家‥中島さんと五十嵐さんは書き下ろし。お二人は今回が初読みの私。良かったです。 既読の作品もあるが、好いのは何度読んでもやっぱり好い!今回のテーマは〈美味〉お腹が空くよね。未読の『まんぷく』もやっぱり読まなきゃ(笑)2022/10/26

タイ子

102
先に「まんぷく」を読んで次に「はらぺこ」とは。5人の女性作家によるアンソロジー。内、2作品は書き下ろしで1作品は未読だったので楽しめた。読んだ後は記憶が薄れていく短編作品もこれだけは鮮明に覚えていた朝井まかてさんの「福袋」が登場。今でいう大食い大会とそこで稼ぐ賞金狙いの弟の思惑。風刺を込めた結末が好き。他に、和菓子屋のあんこ。朝ドラの「おいしゅうなれ」を思い出す。猪鍋、お団子、菜の花餅など多様な食べ物にはらぺこなり。2022/11/08

ゆみねこ

88
女性作家5人のアンソロジー。五十嵐佳子さんは初読み。朝井まかてさんの福袋は既読。五十嵐さんの「桜ほろほろ」良かった!宮部さんの「糸吉の恋」は回向院の茂七親分のシリーズ、やはり安定の面白さ。2023/05/31

ひさか

75
2022年10月PHP文芸文庫刊。時代小説傑作選シリーズ11作目。朝井まかて:福袋、書き下ろし中島久枝:びっくり水、近藤史恵:猪鍋、書き下ろし五十嵐佳子:桜ほろほろ、宮部みゆき:糸吉の恋、の5つの美味しい食べものの連作短編。朝井さんの福袋が、楽しい。近藤さんは本編を読まないと…に走るのは必至。今回も書き下ろし2編というのは豪華。2022/10/31

のんちゃん

58
女性作家5人による食べ物しばりの時代小説アンソロジー。どの先生もたくさんの作品を、私が十分読んできた方々だ。が、近藤史恵先生の時代物はお初で、宮部先生のそれもお久しぶりだった。どの方も短編でも手練れなのですいすい読めた。ただ、出てくる食べ物が少し端役になっている感があり、すごく美味しそうに思えなかったのは私だけだろうか。しかしながらその分、ミステリー要素をどの作品もいい塩梅に含んでおり(がっつりミステリーの作品もあり)その面でも楽しめた。同シリーズの花版を読んでみたいと思う。2023/02/11

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