出版社内容情報
疫禍に加え、国際情勢が激動するなど、私たちはこれまでにないほど、不安な時代に生きている。そうした中で、『孫子』は、以前にもまして意義深いものともいえよう。
今から2500年ほど前の「春秋時代」に書かれたこの古典は、世界最古の「兵法書」として有名だ。著したのは、呉の国で将軍(軍事部門トップ)として仕えた孫武。勝つために、いかに状況を冷静に見極めて戦略的思考を巡らすかをまとめたもので、孫武は極力少ないリスクで高いリターンを狙うことを理想とし、そのための手段を選ばなかった。
本書は、『孫子』に記された特徴的な言葉を取り上げつつ、実際のビジネスの場に置き換えて読み解いている。
「戦わずして勝つ」「風林火山」「防御こそ最大の攻撃になる」「部下には今の状況を尋ねよ」「仕事に『ハーフタイム』を設けよう」など、負けない戦略で勝ちグセをつけるための項目が並ぶ。
要所要所にイラストがあり、楽しみながら読める。
内容説明
「戦わずして勝つ」「風林火山」…負けない戦略で勝ちグセをつける!勝つための五つの条件、防御こそ最大の攻撃になる、暗くなったらジャンプせよ、部下には今の状況を尋ねよ、仕事に「ハーフタイム」を設けよう…戦略的思考の基本が身につく!
目次
文庫版のためのまえがき―「戦略的思考」のすすめ
はじめに―「日々戦っている人」の必読書
第1章 勝負は戦う前についている!
第2章 「勢」を味方につけよ
第3章 ビジネスパーソンが考えるべき「策」とは
第4章 強い組織は「将」がつくる
第5章 そして、いざ“戦闘”へ
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大学大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。ベストセラー作家、文化人として多くのメディアに登場(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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