出版社内容情報
徳川吉宗が湯屋で庶民の悩みを解決!? しかしその裏で、江戸を揺るがす陰謀が……。笑いとスリルの人気シリーズ、待望の第2弾!
内容説明
目安箱への投書をきっかけに、徳川吉宗は身分を偽って町の湯屋を訪れる。温泉好きの吉宗は湯屋を堪能するも、なぜか市井で起こる謎を解決することに。一方、将軍お気に入りの熱海の湯は、山伏集団に襲われていた。お庭番・湯煙り権蔵とくノ一・あけびは、山伏らと戦いながらも、吉宗のかつての想い人の行方を追う。さらには「上さまの落とし胤」と噂される天一坊をめぐる陰謀が張り巡らされ…。ユーモア時代小説第二弾!
著者等紹介
風野真知雄[カゼノマチオ]
1951年、福島県生まれ。立教大学法学部卒業。93年、「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞し、デビュー。2002年、第1回北東文芸賞、15年、「耳袋秘帖」シリーズで第4回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雅
50
将軍吉宗が湯屋へ。出来る殿とコミカルな取り巻き。王道パターンではあるけど軽快で面白い2022/09/25
ひさか
24
2019年2月〜2020年11月河北新報、新潟日報、中国新聞、福島民友新聞、大分合同新聞等の各紙に順次掲載された作品に加筆修正し、2022年3月PHP文芸文庫刊。シリーズ2作目。ご機嫌斜め、天一坊、くノ一を連れて、落とし胤、い組の丈次、天下が肩に、目安箱、熱海の曲者たち、第士の陰謀、まさか上さまが、の10の連作短編。相変わらずまとまりのないストーリーです。それはそれで楽しいです。2022/06/15
ぶんぶん
21
【図書館】いい湯じゃのうシリーズ第二弾! 相変わらず、あっちこっちにブレル、ストーリーに付いて行けない感じ。 どうやら吉宗の推理物語かと思えば、忍者とくノ一の話もしつこく入ってくる。 どう理解して良いのか、タイトルの「いい湯じゃのう」からしてみると吉宗の銭湯吟味の話が中心と思うが。 新聞連載でとっ散らかってしまった感がする。 果たして次巻完結で決着が着くか・・・2023/04/06
イシカミハサミ
13
シリーズの進み方が見えた巻。 というよりはまあ、 いつもの風野さんのパターンに入って、 安心して読めそうだな、と思った巻。 湯屋に通う上様が 巷の謎を解決しつつ、 おおきな出来事が周りですすんでいく。 部下たちの言動も落ち着いた。2022/08/16
一五
11
吉宗が町の湯屋へ行き、コリをほぐしながら市井の謎を解く。それらしくなってきた~2025/02/20