ＰＨＰ文芸文庫 婚活食堂〈６〉

山口 恵以子【著】

ＰＨＰ研究所（2021/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 258p／高さ 15cm
• 商品コード 9784569901688
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

「めぐみ食堂」がテレビに出演！？
“婚活スポット”として紹介されたことで新たな騒動が……。
美味しい料理とふしぎな力で悩みを解決する大人気人情グルメ小説シリーズ。

“婚活のパワースポット”として「めぐみ食堂」がテレビで紹介され、新規客で賑わう中、元占い師である女将の恵は、報道番組のゲストとして出演を依頼される。
一方、常連客の一人にもようやく幸せな出会いが訪れたかに思えたが……。
豚足おでん、エノキ焼売、擂り下ろし蓮根のスープ、冷凍豆腐の味噌煮など、美味しい料理と恵との会話の中で、幸せに向かって新たな一歩を踏み出していく人々を描いた人気シリーズ第６弾！　
文庫書き下ろし。

内容説明

「めぐみ食堂」が“婚活のパワースポット”としてテレビで紹介され、新規客で賑わう中、元占い師の恵は報道番組のゲストとして出演を依頼される。一方、常連客の一人にもようやく幸せな出会いが訪れたかに思えたが…。豚足のおでん、エノキ焼売、擂りおろし蓮根のスープ、冷凍豆腐の味噌煮など、美味しい料理と恵との会話で、幸せに向かって新たな一歩を踏み出していく人々を描いた人気シリーズ第６弾！

著者等紹介

山口恵以子［ヤマグチエイコ］
１９５８年、東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指し、プロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら、小説の執筆に取り組む。２００７年、『邪剣始末』で作家デビュー。２０１３年、『月下上海』で第２０回松本清張賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しんごろ]

今作から主な登場人物の紹介が入り、ありがたいです。“めぐみ食堂”がテレビで紹介。ここに来れば、素敵な相手と出会えると思って来るお初のお客さんに釘を刺すめぐみさんがいいね。現代の社会問題の話が増えてきたなあ。それはそれで勉強にはなるけどね。そして、ついにさわり程度に“はじめ食堂”が登場。山口ワールドが広がるなあ。店仕舞いしてからのめぐみさんと、美味しい料理と日本酒を吞みながら、おしゃべりを楽しみたい。めぐみさん、きっといける口だよね。また常連客に春が来て、“めぐみ食堂”はいい店だと実感しました。

2022/11/10

[おしゃべりメガネ]

どんどん読んで、シリーズ第６弾です。ここまでくると、正直第１作目の作風、雰囲気が果たしてどんな感じだったか、ぼんやり忘れかけています。おでん屋の女将「恵」が営む『めぐみ食堂』は今夜も婚活に悩める男女が訪れています。今作のテーマはなかなかシリアスな'少子化'問題。確かにある意味、婚活とは双璧をなすテーマかもしれませんね。「恵」が気になる新たなキャラも登場し、これまでとはまたちょっと違った展開になりつつあるのかなと。本作で少しだけ山口さんの別シリーズのあの場所がプチコラボしてくれます。さて今後の展開は如何に。

2023/09/21

[本詠み人]

美味しそうな酒と肴…おでん屋の女将がテレビコメンターに?!な第6弾。“婚活のパワースポット”として報道番組に出演する恵。このまま二足の草鞋になるのかと思いきや…🙄コンビニ以外のおでんが生き残れるか心細いと零した恵に、その割に元気そうだと江差が返す「そりゃあね。私、悩まないから。悩んで解決することなんか何もないもの」と恵。私には先のことが不安で、目の前のことに集中できない時がある。だから、この江差と恵の会話にハッとした。目の前のことに全力をだすことで拓ける未来がある✨食べ物に合わせてお酒を紹介するのも素敵

2023/08/20

[ゆみねこ]

めぐみ食堂がTVで紹介され、婚活目当ての一見さんが訪れるが、恵さんは言うべきことをハッキリと言い切る。常連の一人も幸せを掴んだり、益々商売繁盛。出てくる料理は全部美味しそう！

2022/08/30

[ジュール リブレ]

四谷しんみち通のカウンターおでん屋。ママさんは知る日とぞ知る婚活食堂。テレビのコメンテーターにも選ばれ順風満帆？新キャラも登場し次巻に向けた仕込みたっぷりかな。姉妹作の佃食堂もちょこっと登場。さらに巻末のレシピが充実。冷凍豆腐やおでん種「ハイヒール」に興味津々です。

2021/12/09