内容説明
夜の町ではぐれた二人の少女は、お互いを探し、夜闇を彷徨う。日本一ソフトウェアの大人気夜道探索アクションゲーム『夜廻』の第2弾『深夜廻』公式ノベライズ、待望の文庫化!
著者等紹介
黒史郎[クロシロウ]
作家。怪談・妖怪・クトゥルー神話などを題材とした作品を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mie Tange
6
今回は姉妹ではなく 親友の少女2人がお互いを探しながら 闇夜を彷徨います… 前作よりは深みもあり、 でもちゃんと読みやすく、良かったと思う。2022/05/19
ゼンキン
5
ゲームと同時並行で読み進めました。冒頭に衝撃的な結末が提示されて、そこからユイとハルの二人の視点を入れ替わりつつ、お互いがお互いを探し求めて夜の街を彷徨うお話…。これほどまで健気に互いを思い合っているのに、次々と辛い目に遭い、そして残酷な真実を突きつけられる切なさ。怖さはゲームで満喫(前作よりも怖い!)して、小説ではストーリーの補完やサブテーマの深掘りができて良かったです。2021/08/12
璃月
1
ゲーム実況してるのを見た事があって(ほぼ垂れ流しで内容は知らなかった)気になってたので読みました。 自分が思ってたよりも悲しいお話で…。そっかーそっかー…🥺って感じで終わっちゃいました。 2021/12/16
トミレン
1
このゲームをプレイしてから随分経つ。細かい設定よりも雰囲気を大切にしていて、それが絶妙だった。逆に言えば、作中で明言されていないアレコレが沢山ある。それがまたプレイヤーの想像力をかきたたせてくれる訳だが、その想像が行き着いた答えの1つがこの小説と言えるのではないか。特にユイの存在はゲーム中で謎が多く、彼女の詳細が描かれたこの小説は、特にストーリーを明確にしたい人にとっては最適かもしれない。この小説も勿論面白かったが、謎は謎のままで、解釈の余地が沢山あるゲームの夜廻シリーズもとても好きだ。2021/11/03