出版社内容情報
筑波大学の人気講義を紙上再現! 「仏教では、世界の起源をどう考えている?」など、世界レベルの教養が短時間で一気に身につく1冊。
内容説明
哲学と宗教は、人間が生きていく上で不可欠な基本原理である。しかし、日本人エリートには、それらの知識と教養が欠如している。この点を改善することが、日本の社会と国家を強化するために有益ではないか―。そう考える著者が筑波大学で行った「哲学的訓練」と題する連続講義を、紙上で再現。「超優秀」な学生たちが覚えた知的興奮が味わえ、世界レベルの教養を身につけられる1冊。
目次
なぜ哲学を学ぶのか
真理へのアプローチ
建設的な議論のために
人間の認識のしかた
時代の後退―二十世紀は十八世紀
「怖れ」と「笑い」について
閉塞感がもたらすもの
この世界はどうやってできたのか
ナショナリズムについて
神話に囚われる人たち
信頼の研究
キリスト教を知らない日本人
バチカンの世界戦略
救済のシステム
ムスリムの自爆テロはいかにして生まれたのか
「アラブの春」とIS
物事の本質をつかむ「類比」の思考
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
作家。元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。1985年に同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在英日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、本省国際情報局分析第一課において、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で東京地検特捜部に逮捕され、2005年に執行猶予付き有罪判決を受ける。2009年に最高裁で有罪が確定し、外務省を失職。2013年に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。2005年に発表した『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。2006年に『自壊する帝国』(新潮社)で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅宗一ノンフィクション賞受賞
小峯隆生[コミネタカオ]
1959年、神戸生まれ。東海大学工学部航空宇宙学科卒業。集英社週刊プレイボーイのフリー編集者として活躍。1985年から1988年、ニッポン放送「オールナイトニッポン」1部、2部のパーソナリティーを担当。2010年より筑波大学非常勤講師。メディア論やプレゼンテーション技術の講義を行う。2017年から、同志社大学嘱託講師。日本映画監督協会会員、日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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