出版社内容情報
――この店を訪れたということは、あなた怪談をお持ちですね?
『幽落町おばけ駄菓子屋』の著者による、震撼率120%の冷感ホラー!
東京の臨海都市・綿津岬への引っ越しをきっかけに、怪現象に悩まされるようになった雨宮志朗。ある日彼は、廃墟のような喫茶店「ニライカナイ」に入ってしまう。そこには「お茶のお代に怪談を聞かせてほしい」という風変わりな店主がいた……。
店に持ち込まれる怪異の謎が解かれるごとに、人々が怪異に襲われる理由、店主の意外な正体、そして街全体に関わる恐るべき秘密が浮かび上がっていく――。
文庫オリジナル。
内容説明
東京の臨海都市・綿津岬への引っ越しをきっかけに、怪現象に悩まされるようになった雨宮志朗。ある日彼は、廃墟のような喫茶店「ニライカナイ」に入ってしまう。そこには「お茶のお代に怪談を聞かせてほしい」という風変わりな店主がいた…。店に持ち込まれる怪異の謎が解かれるごとに、人々が怪異に襲われる理由、店主の意外な正体、そして街全体に関わる恐るべき秘密が浮かび上がっていく。
著者等紹介
蒼月海里[アオツキカイリ]
宮城県仙台市生まれ。日本大学理工学部卒業。元書店員で、小説家兼シナリオ・ライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sin
72
所々に現れる表現が拙い感じは否めない。雨宮・店主に初対面でいきなり呼び捨ては…作者のキャラクターに対する思い入れの強さからか不自然。一ノ瀬・過去のトラウマ…コンビニで初対面の彼に話しかけてましたよね。雨宮・好奇心猫を殺す!?チェーン店の発言はない。日向・軽率に雨宮に引き寄せられワトソン役となるか?雨宮の役どころが強引な正義漢に…。ミチル・出番はこれだけ…。浅葱・駆け足の真相究明…主役はこの店主にしがちな処を雨宮という進行役を配することで物語を細切れにせず一本に纏めあげているがどっちつかずな印象は拭えない。2021/07/07
kou
69
全然、怖くなくサラッと読めた。その為なのか、印象に残らなかった・・・。2020/09/30
キナコ
63
初の作者。作品としてはライトホラーノベル。臨海都市で起こる怪異を解いていくストーリー。日本特有のじっとりとしたホラーがベースとなっている。田舎の独特な文化をベースに謎を解いていく。文章が柔らかく、さくさくと読めるし各キャラクターも魅力的。シリーズものの第1巻。2023/06/07
雅
62
これまでの蒼月作品と違って、ジメっとした雰囲気。民俗学的というのか奥が深そうな感じ。シリーズになるのかな?楽しみ2020/08/15
はつばあば
54
何年振りかの蒼月 海里さん。表紙の浅葱さんに惹かれて手にしたが、以前よりホラー度アップ?。綿津岬一丁目に漂う不穏な空気。泳げないから海は見るだけで十分ですが・・土地絡みのホラーって無さそうで実は結構あるものです。2024/01/10