出版社内容情報
おかし工場では、つぎつぎとのりせんべいができあがっていきます。その中の一枚が目をあけました。できたてほやほやのおせんべいくんです。おせんべいくんは、とうめいなふくろに入れられました。
ところが、カラフルでかわいいふくろやはこに入れられているほかのおかしを見て、「とうめいでかわいくないふくろはつまらないよ。ぼくにはもっとにあうふくろがあるはずだ!」と、おかし工場をぬけだしました。
町にやってきたおせんべいくんはスーパーに入りました。スーパーに並ぶおかしを見て、自分に似合うふくろがないか、想像してみました。ところが、おせんべいくんにぴったりなものは見つかりません。
ほかのお店に探しに行こうとしたとき、おせんべいくんは道路わきのみぞにはさまってしまい……。
かわいらしいおかしのパッケージや細かいイラストが魅力の一冊です。
内容説明
カラフルでかわいいふくろにはいりたい!おせんべいくんは、ほかのおかしのように、すてきなふくろやはこにはいりたいとおもい、まちにでかけました。4~5歳から。
著者等紹介
ホソカワレイコ[ホソカワレイコ]
細川礼子。兵庫県生まれ。京都精華大学芸術学部デザイン学科卒業。パッケージデザイナーなどを経てフリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
142
タイトルに魅かれて読みました。ホソカワ レイコ、初読です。本書は、隣の芝生は青く見える絵本でした🍘🍘🍘 最期は大団円です。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-88166-92024/04/09
anne@灯れ松明の火
17
新着棚で。透明の袋に入った「おせんべい」くん。もっとかわいい袋に入りたいと、工場を抜け出し、町をさまよう。お店の中、さまざまパッケージなど、かわいい絵での、細かい描き込みが楽しい。さあ、最後はどうなるかな? ホソカワさん初読み。前作も読んでみたい。2024/06/02
花林糖
13
図書館本。お菓子工場では様々なお菓子が製造され包装されます。おせんべい君は透明な袋に入れられましたが、他のカラフルで可愛い袋や箱を見てショックを受けます。おせんべい君は工場を抜け出し町へ......。ホソカワレイコさんのカラフルで可愛い絵がとても楽しい絵本。2024/06/26
ぐりとぐら
11
透明な袋はつまらないと工場から抜け出したおせんべいくん。スーパーでいろいろ試したあと、たどり着いた洋菓子店で、ビスケットさんの「とうめいな袋は中身がおいしそうに見えておしゃれ」の言葉に自信を取り戻す。前に読んだみかんきょうだいの話も、本作も、ありのままを肯定してくれるラスト。おせんべいくんのファッションショー、のりの形を変えてみるなど、想像したおせんべいくんがたくさん出てきて、ひとつひとつがそれぞれかわいい。2025/03/02
そうさん
8
9歳。私が表紙に惹かれて選んだ。絵本の中の商品棚に並ぶ可愛いパッケージの商品にうっとり。著者さんがパッケージデザイナーのご経験があると知り、納得。2024/04/26