- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 読み物
- > 短編集・アンソロジー
出版社内容情報
一見すると、ふつうに見える写真。写真にまつわる話を読んでみると、おかしな点がうかびあがってくる。どこがおかしいのか、なにがおかしいのか……? 写真に隠された真実を、キミは見ぬけるかな?
誘拐された友だちが残したヒントを、写真から読み解く「隠されたメッセージ」。スーツケースの中身を捨てるだけのバイトのはずが……「病(やみ)バイト」。遊園地にいるはずのない着ぐるみが写真に……「遊園地」。謎解きミステリーやホラーなど9編を収録。
朝読にもぴったりの一冊!
【目次】
隠されたメッセージ/病(やみ)バイト/夏祭り/完璧なアリバイ/夜のファミレスで出会ったJKの話/遊園地/選択せよ/ハッピーエンディング/心霊配信
内容説明
この1枚に隠された真実を、キミは見ぬけるかな?奇妙なミステリーホラー短編集。
著者等紹介
佐東みどり[サトウミドリ]
脚本家・小説家
にかいどう青[ニカイドウアオ]
神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業
緑川聖司[ミドリカワセイジ]
大阪府生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さっちゃん
41
一見すると普通に見える写真だけれど、物語を読んでみるとおかしな点が。違和感に気付いた時、その写真の意味が分かる…。/小学校中学年~中学生あたり向けかな?ミステリ系もホラー系もあり。こういった話が好きな子は多いんじゃないかな。一話が短いので朝読書などにも良さそう。マイベストは予想外のラストだった「病バイト」。2025/01/17
鳩羽
8
写真に隠された奇妙なところを見つけられるか、という謎から始まるミステリとホラー短編集。少年少女探偵ものの暗号や謎解きが楽しめる作家と、児童書?なにそれ?みたいにひたすらホラーに寄せてる作家、ホラーっぽさとミステリっぽさをきっちりとまとめあげる作家が順番に書いたのかなという感じ。「夜のファミレスで〜」が個人的に流れがあって怖くて好き。「病みバイト」は意外な展開で、「心霊配信」は定番で、怖い。「遊園地」の終わり方も好きだが、暗号とか謎解きものの方が、対象年齢の読者にはいいのかもしれない。2024/04/03
しっぽちゃん
5
【MOK図書館】★★★☆☆2024/03/20
芦屋和音
3
児童文庫で有名な3名の著者による、どこか奇妙で違和感のある写真から始まる9つの短編集。王道の謎解きにホラー。子どもが読むには程よい難しさと、いい感じの怖さで、さくさく楽しめた。最初は楽しそうなのに読み進めれば追い詰められていく展開が最高。2024/12/17
momo
3
最初に写真があり、話が始まる。すでに写真に違和感がある場合もあるし、話が進むにつれて写真との違和感が生まれる場合もある。3人の作者がそれぞれの世界観で書いている。事件性のある謎解きの話もあれば、ホラー?という話も。ちゃんと答え合わせがあれば納得できるしすっきり終われるが、後ろ髪引かれるようなモヤッとした終わり方もあった。しかし、ふりがなが多いので子供向けなのか、程よい難しさで私でもそこそこ解ける内容なので面白かった。特に「完璧なアリバイ」「選択せよ」が好み。2024/07/28