出版社内容情報
無口になる、昔の自慢話ばかりする、赤信号でわたる、声をかけても無視する、ひがみっぽい、不用品を捨てない……。高齢者の誤解されやすいこうした行動は、老化にともなう脳と体の変化が大きな原因です。それを理解すれば、豊かな知識と知恵をもつ人生の大先輩である高齢者と交流し、多くのことを学べます。本書では、高齢者の「なぜ?」をわかりやすく説明し、うまく会話をする方法を紹介します。
第1章 高齢者ってどんな人?
なぜ、高齢者とふれあう機会が少ないのか?/高齢者はどんな社会、どんな人生を生きてきた? 他
第2章 高齢者のなぜとなに
高齢者の行動は誤解されやすいってどういうこと?/老化? 認知症? それってなんですか?/ウルサイ!とどなるのに、自分の声が大きいのはなぜ?/物の名前は忘れるのに、昔の自慢話を忘れないのはなぜ? 他
第3章 高齢者の話をうまく聞くために
静かなところで、正面から低い声でゆっくりと話す/高齢者が聞きとりやすいことばと短い文で話す 他
目次
第1章 高齢者ってどんな人?(高齢者をもっと知るためには―なぜ、高齢者とふれあう機会が少ないのか?;高齢者をもっと知るためには―高齢者はどんな社会、どんな人生を生きてきた?;高齢者をもっと知るためには―高齢者に昔の話やいまの興味を聞いてみよう;くわしくコラム―「高齢者を知ること」はあなたの役に立つ)
第2章 高齢者のなぜとなに(誤解されやすいなぜとなに―高齢者の行動は誤解されやすいってどういうこと?;まずは知りたいなぜとなに―老化?認知症?それってなんですか?;不便を補う道具のなぜとなに―つえをついたり、入れ歯を入れたりするのはなぜ?;めがねとアレのなぜとなに―めがねをずらすのはなぜ?耳の中のアレはなに?;おしゃれと小物のなぜとなに―季節はずれの服を着る、がま口財布を使うのはなぜ? ほか)
第3章 高齢者の話をうまく聞くために(高齢者にうまく話しかけるコツ―静かなところで、正面から低い声でゆっくりと話す;高齢者とスムーズに会話を続けるコツ―高齢者が聞きとりやすいことばと短い文で話す;高齢者に喜んでもらうコツ―贈り物は本人のくらしぶりを聞いてから決める ほか)
著者等紹介
平松類[ヒラマツルイ]
医師(眼科専門医)。医学博士。昭和大学兼任講師。愛知県生まれ。昭和大学医学部卒業後、彩の国東大宮メディカルセンター眼科部長などを経て、二本松眼科病院(東京都)に勤務(2022年4月現在)。のべ10万人以上の高齢者の診療経験や文献調査などから、高齢者本人や周囲の困りごと・誤解の解消に努め、医師が患者にわかりやすく説明するための「診察コミュニケーション」の研究も進めている。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などの取材対応も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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