出版社内容情報
人間は弱い。だから心を支える言葉が必要だ――。
高野山真言宗元教学部長として空海の教えを説いてきた著者は、若き頃に脳腫瘍による母の余命を宣告された。自分の中ですぐに受け入れることができなかったが、翌朝、桜の木でなく蝉の声を聞き次のような詩が浮かんだという。
蝉
卵で一年
土中で六年
地上で十日の蝉の一生
今、たった十日の
いのちを生きている
蝉の命と母親の命が重なり、命のはかなさをしみじみと感じたという。
「無駄に生きてはならない」。そんな思いが詩の湧き出る原動力となり、三カ月余りで大学ノート四冊分もの詩を書き溜めたという
これらの詩はあっという間に評判になり、現在は京都府福知山の寺で住職を務める著者の元に、悩み悲しむ人たちから多くの相談が寄せられるようになった。
こうした詩を厳選し、1月1日から12月31日まで、自分の心を励ましてくれる一日一話形式で掲載したのが本書の成り立ちである。
人生に悩み、仕事に悩み、人間関係に悩むなど、常に不安と隣り合わせの現代人を励まし、勇気づける数々の詩があるので、毎日習慣的に読むもよし、悩んだときに気に入った詩を何度も読み返すもよし、多様な読み方・使い方ができる1冊である。
【目次】
内容説明
いい詩には力がある。心を楽にしてくれる。心を元気にしてくれる。つまずいたり、ころんだりしながら生きているあなたの心の友に。心の糧となる詩が満載。
目次
1月の詩
2月の詩
3月の詩
4月の詩
5月の詩
6月の詩
7月の詩
8月の詩
9月の詩
10月の詩
11月の詩
12月の詩
著者等紹介
小籔実英[コヤブジツエイ]
詩人・詩画作家。昭和26年11月5日京都府福知山市観音寺生まれ。兵庫県立氷上高校・尼崎西高校・柏原高校で17年間教鞭を執り、平成3年丹波あじさい寺觀音寺住職となる。心の豊かさを求めて「あじさいの会」を主宰。NHK「ラジオ深夜便」に2週連続で出演し大反響を呼ぶ。平成25年~29年高野山真言宗教学部長・国際局長を務める。密教教化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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