出版社内容情報
老朽化が進む日本の住宅は、マンションであれ一戸建てであれ、「持っていれば資産になる」という常識が崩れ始めている。築古マンションでは、修繕積立金不足、住民間の合意形成の難航、管理組合の実態不明といった問題が深刻化し、表面的な価格や立地だけでは見えないリスクが潜んでいる。
中古マンションの契約書類を読んでも、壁の内側の劣化や配管の老朽化、将来の大規模修繕の現実までは把握できない。
一方、地方の一戸建ては、相続をきっかけに「売れない」「貸せない」「解体費だけかかる」負動産へ転落するケースが急増している。
さらに、老後資金対策として注目されるリバースモーゲージやリースバックにも落とし穴がある。契約者死亡時の一括返済や、住み続けられなくなるリスクは十分に知られていない。
ワンルームマンション投資もまた、「不労所得」という甘い宣伝とは裏腹に、空室率、修繕費、金利上昇を織り込めば、一定以上の利回りがなければ利益は出にくい。本書は、マンションと戸建て双方の危機を比較しながら、「住まいは本当に資産なのか」という根本問題を問い直す。買う前に何を確認すべきか、そして「持ち続けるべきか、手放すべきか」を冷徹に判断するための実践的な一冊である。
第1章 老朽化マンションの現実─修繕できない、管理できない、建て替えられない
第2章 〝負動産〟化する戸建て─相続・解体・思い出のはざまで
第3章 不動産投資のリアル─欲望の先に待ち受ける現実
第4章 タワーマンション─バブル崩壊前夜
第5章 賃貸か購入か─どこに住み、どう選ぶか
第6章 それでも家が欲しい人のために
第7章 知識があれば8割は防げる―不動産Gメンとは
【目次】
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- 和書
- おんぷちゃんとろば



