出版社内容情報
梁塵秘抄は、平安時代末頃、後白河法皇自らが編纂した今様の歌謡集である。
今様は当時の流行歌謡で、上は皇族・貴族から、下は遊女や傀儡、農民、漁師にいたるまで、あらゆる階層の人にもてはやされた。その歌の内容も、神仏鑽仰をはじめとして、恋歌、親子の情、出世願望、博奕、労働歌、衣装の流行、わらべ歌、虫の歌、名所めぐりなど、実にさまざまである。どの歌にも作者の等身大の思いが込められ、千年経っても人の心は変わらない、と実感させられる。むしろ現代の流行歌よりも、感受性、想像力、創造力では、より豊かなのでは……とさえ思う。知恵や共感力、ユーモアは決して古くはならないからだ。
本書は、梁塵秘抄より百首を選び、それぞれに〔原文〕〔現代語訳〕〔鑑賞ポイント〕を付した。原文の良さが失われぬよう、かつ自然な現代語としてスラスラと読めるよう、工夫を凝らした現代語・新訳として提供する。
梁塵秘抄 巻第一 長歌/古柳/今様/ 梁塵秘抄 巻第二 法門歌仏歌/法門歌雑法文歌/四句神歌 神分/四句神歌 仏歌/四句神歌 僧歌/四句神歌 霊験所歌/梁塵秘抄口伝集 巻第一 梁塵秘抄口伝集 巻第二 までを収録。口伝集では、後白河法皇がどのように今様に傾倒し、どのように習い、集めたのか、ひとりの人間としての情熱が生き生きと立ち上がる。
遊びをせんとや生まれけむ――『現代語訳 梁塵秘抄』は、今様を通して中世の人々の深遠な「人生観」に迫る一冊である。
【目次】
内容説明
遊びをせんとや生まれけむ―中世の人々の深遠な「人生観」に迫る。わかりやすい新訳。
目次
現代語訳 梁塵秘抄(梁塵秘抄 巻第一;梁塵秘抄 巻第二)
現代語訳 梁塵秘抄口伝集(梁塵秘抄口伝集 巻第一;梁塵秘抄口伝集 巻第十)
著者等紹介
水野聡[ミズノサトシ]
1959年、神戸市生まれ。関西学院大学文学部日本文学科中退。(株)リクルート、エイボン・プロダクツ(株)、日本ゲートウェイ(株)他にて宣伝部コピーライター、広告制作プロデューサーとして勤務。2004年独立、能文社を設立。コピーライター、古典翻訳家。謡曲・仕舞、居合道に親しむ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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