食べて、寝て、しあわせ?

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食べて、寝て、しあわせ?

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569861081
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0093

出版社内容情報

人気作家6人による、ほろ苦くて味わい深い「食」と「人生」を描いた短編集。

■収録作

・幸せのカレーライス(伊吹有喜)
雨足が強い中、空腹に耐えきれず入ったお店で――。

・四十歳の栄養(中西智佐乃)
美容室で働く麻美。あまりの忙しさにバランス栄養食品をかじる日々……。

・フレンチと返報性(藤野恵美)
かなは大学で突然、それほど親しくない友人からフランス料理の食事に誘われる。

・二代目のミンチョさん(伊藤朱里)
アイス屋でよく見かける女性は、いつも違う男性と来店していた。

・五十の壁が高すぎる(古内一絵)
よく訪れる店で食事をしたときに、茂樹が感じた異変とは。

・真っ赤な林檎のその上で(窪 美澄)
娘の大学進学を機に一人暮らしとなり、食欲が湧かなくなってしまった。


【目次】

内容説明

その一口で笑顔が零れますように―ほろ苦くて味わい深い、「食」と「人生」を描く6編の物語。「幸せのカレーライス」(伊吹有喜)雨足が強い中、空腹に耐えきれず入ったお店で―。「四十歳の栄養」(中西智佐乃)美容室で働く麻美。あまりの忙しさにバランス栄養食品をかじる日々…。「フレンチと返報性」(藤野恵美)かなは大学で突然、それほど親しくない友人からフランス料理の食事に誘われる。「二代目のミンチョさん」(伊藤朱里)アイス屋でよく見かける女性が連れている男性は、毎回違う人だった。「五十の壁が高すぎる」(古内一絵)会社帰りにいつもの店で食事をしたとき、茂樹が感じた異変とは。「真っ赤な林檎のその上で」(窪美澄)道子は娘の大学進学を機に一人暮らしとなり、食欲が湧かなくなってしまった。

著者等紹介

伊吹有喜[イブキユキ]
三重県出身。2008年、第3回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞した『風待ちのひと』でデビュー。2014年、『ミッドナイト・バス』で第27回山本周五郎賞候補、第151回直木三十五賞候補。17年、『彼方の友へ』で第158回直木三十五賞候補、第39回吉川英治文学新人賞候補。2020年、『雲を紡ぐ』で第163回直木三十五賞候補、第8回高校生直木賞を受賞。21年、『犬がいた季節』で本屋大賞3位、第34回山本周五郎賞候補。25年、『娘が巣立つ朝』で第46回吉川英治文学新人賞候補

中西智佐乃[ナカニシチサノ]
1985年、大阪府生まれ。2019年、「尾を喰う蛇」で第51回新潮新人賞を受賞しデビュー。2025年、「橘の家」で第38回三島由紀夫賞を受賞

藤野恵美[フジノメグミ]
1978年大阪府生まれ。2004年、『ねこまた妖怪伝』で第2回ジュニア冒険小説大賞を受賞し、デビュー。2013年、『ハルさん』が第7回啓文堂書店文庫大賞を受賞。同年、『ぼくの嘘』で第51回野間児童文芸賞候補、15年、『雲をつかむ少女』で第53回野間児童文芸賞候補、2020年、『しあわせなハリネズミ』が第58回野間児童文芸賞候補となる。現在、大阪芸術大学特任准教授

伊藤朱里[イトウアカリ]
1986年生まれ、静岡県出身。2015年、「変わらざる喜び」で第31回太宰治賞を受賞。同作を改題した『名前も呼べない』でデビュー

古内一絵[フルウチカズエ]
東京都生まれ。「銀色のマーメイド」で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、2011年デビュー。17年、『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(高等学校の部)に選出されたほか、日本国際児童図書評議会による第6回JBBY賞(文学作品の部門)を受賞

窪美澄[クボミスミ]
1965年、東京都生まれ。2009年、「ミクマリ」で第8回女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞。受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、11年、本屋大賞第2位に選ばれる。同年、同書で第24回山本周五郎賞を受賞。12年、『晴天の迷いクジラ』で第3回山田風太郎賞を、19年、『トリニティ』で第36回織田作之助賞を、2022年、『夜に星を放つ』で第167回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

134
ハイ、幸せですが何か?と答えたい。『ほろ苦くて味わい深い、「食」と「人生」を描く6編の物語』と帯にある。カレー大好き江口や、忙しすぎる麻美。バイトを頑張る極貧水野かな、私は苦手なチョコミンを食べられる相川に、更年期や夫婦仲を超えられそうな大林夫婦と、及川聡美とリンゴ食堂の佐々木道子、みんなみんな丁度よく幸せになっちゃえ~!そんな読後感。印象深かったのは「幸せそうなひとを見ると、自分も幸せな気持ちになる」と言った水野かなが好き。そして苦手なタイプの相川の思考を、気になってしまう私が面白い(笑)2026/06/20

Ikutan

77
そうそう、美味しく食べれて、ぐっすり眠れたら、それはもうしあわせですよね。だけど、これがままならない。そんなままならない感情を六人の女性作家さんが描くアンソロジー。のっけの伊吹さんは懐かしい『バール追分』。どんな時でも、カレーは強い見方だね。初読の藤野さんは爽快。かっこいいね、かなちゃん。唯一男性が主人公なのは、古内さん。"すき焼きのタレ"に笑う。〆は『空の巣症候群』を描いた窪さん。同じは母親として、これはもう泣けちゃう。読後に表紙裏表紙で確認するのも楽しい。2026/08/08

みかん🍊

77
食に纏わるアンソロジー、1話目は『BAR追分』で読んだはずだがやっぱり面白い「四十歳の栄養」の美容師の主人公は余りに忙し過ぎる、ちゃんと食べてと言いたくなる、「フレンチと返報性」のボッチ飯も気にならない、この年になって虐めとかダサいとはっきり批判できる潔さがかっこいい、「二代目のミンチョさん」は主人公も後輩も好きになれない、「五十の壁が高すぎる」の主人公はひどい、許してくれそうな奥さんは懐が深い、「真っ赤な林檎のその上で」は家の子供たちも大学で家を出ているので子離れ出来ない女性の寂しさは分かる。2026/07/06

ゆみねこ

75
6人の女性作家による食にまつわるアンソロジー。伊吹さん「BAR追分」とても懐かしく、カレーが無性に食べたくなる。藤野恵美さんのフレンチと返報性、面白い。古内一絵さん「五十の壁が高すぎる」夫婦のすれ違いを解消出来たかな?窪美澄さん「真っ赤な林檎のその上で」これが一番好き。シングルマザーが進学のために娘を送り出し、空の巣症候群に。とある定食屋との出会いで大きく変化して…。中西さん伊藤さんも味わい深く読了。とてもお得感ある1冊、お薦めです。2026/07/02

よんよん

46
食べることにテーマを置いた、6人の作家さんの短編集。初読み作家さんもいて、こうした作品は結構好き。そしてああ、身につまされる〜と思うところ多々あり。普通の家庭料理(とは実際何かわからないが)を日々作り続ける労力は、かなり大変だと実感する毎日。手抜きしながらでも作るのは、食べて生きるため。そう毎回考えているわけではないけど。窪美澄さんの「真っ赤な…」は読んで涙がこぼれた。2026/07/05

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