PHP新書<br> 孤独をほぐす

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孤独をほぐす

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569861012
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0236

出版社内容情報

群れから排除されたり、親密な居場所を作ろうとして消耗したり…著者自身、人生で孤独の感覚を何度も味わってきたという。本書では内なる孤独を掘り下げるヒントを整理しながら、この社会がいかなる孤独を生み出しているのかを考察。見た目の不安が「努力不足」と見なされる風潮、性格ごとの孤独対策、不当に恥ずかしいものとされる承認欲求など、さまざまな角度から孤独の正体に迫る。
●ソロ充とソロ活
●「見た目」不安と社交恐怖
●ニューロダイバーシティ(神経多様性)を知っていますか
●自分を閉ざすと人間関係を築きにくい
●「本当の友達」よりも「それなりのつながり」を
●「性格がいい」とはどういうことか
●「恋愛以外のつながり」を探すディズニー&ピクサー

「私たちはいまだに、『群れ』との適切な距離感を把握しきれていません。人類がこれだけ繁栄し、あるいは人生をこれだけ生きてきたのに、ひとりぼっちはさびしく、かといって群れに対しても腹が立って仕方がない。
生まれてこの方、止むことのない『孤独』、その正体に少しでも近づくべく、多角的な視座を共有すること。それが本書の目的です。」(「はじめに」より)


【目次】

内容説明

孤独を掘り下げて考えるための28章。なぜ人は、群れるのが嫌なのに、さびしくなるのか。

目次

第1部 孤独を生む社会(孤独の発見?;群れから離れても、群れの中にいても…;私たちはどうセルフケアするか;ソロ充とソロ活;結局、孤独も金次第?;孤独の論理と資本主義の精神;居場所をもう一つ?;「見た目」不安と社交恐怖)
第2部 〈わたし〉の孤独を考える(ニューロダイバーシティを知っていますか;性格ごとの孤独対策;コロナ禍のストレスを振り返る;自己開示と自己呈示;「本当の友達」よりも「それなりのつながり」を;「性格がいい」とはどういうことか;孤独は人を攻撃的にする;「時間の貧困」が孤独を深める;孤立を生む校則?;あなたの「承認欲求否定」はどこから?;冷笑しても、愛は得たい;うつと孤独の違い)
第3部 それでも群れずにはいられない(他者を助けずにはいられない人;つながりの先にある問題;朧げな観客;恋愛で孤独は満たされるのか;「恋愛以外のつながり」を探すディズニー&ピクサー;孤独対策は排外主義政策になるか;安全を積み重ねて孤独から抜け出す)

著者等紹介

荻上チキ[オギウエチキ]
評論家。1981年兵庫県生まれ。社会調査支援機構チキラボ所長。NPO法人ストップいじめ!ナビ代表。ラジオ番組「荻上チキ・Session」(TBSラジオ)パーソナリティ。同番組で、ギャラクシー賞を受賞(2015年度ラジオ部門DJパーソナリティ賞、2016年度ラジオ部門大賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

akihiko810/アカウント移行中

21
「孤独」をテーマに、様々な視点からアプローチした本。多面的な「孤独」の正体に迫り、さらに「孤独」への向き合い方を考察したもの。印象度B  うーん、ところどころの考察は素晴らしいことも述べていると思う。が、テーマが散漫的、とっちらかり過ぎていて、正直そこまでの本では…と感じた。 サードプレイスの重要性、可処分時間の貧困化が孤独の原因となる重要問題なのは間違いない。 私は地元の将棋道場に通う常連で、将棋道場は趣味の社交場として機能しているので、孤独を感じることはまずない。2026/05/18

まゆまゆ

13
孤独について考察していく内容。孤独とは社会的関係に満足していない状況を指し、孤立は他人とのつながりが乏しい状況を指す。孤独を解消するために適切な誰かとつながりたいと考えても、福祉サービスのように間接的な分配はできない。それでも孤独は個人の葛藤と考えずに社会問題として捉え、解決する方法を考えていくべき、と。2026/06/29

meg

10
孤独についてのエッセイだが新書なので新書っぽさも多分にある。孤独は個人の責任ではなく社会の責任である…って言って響く政治関係者はどれくらいおるんやろう。孤独対策っていかにもお金にならなさそうだしなー。安全を積み重ねて孤独から抜け出す、かあ。常に足元がグラグラしてるような人生では望むべくもないのかもしれない。2026/05/23

みじんこ

8
最初の孤立・孤独とソリチュードの話は基本の整理となり、自分としては全て一括りに認識していた。孤独対策が「間接的にならざるを得ない」理由、消費経済との関わり、ボディイメージとの関係、自己呈示/開示等、社会の中で我々は意識的/無意識的にどのように生きているのかクリアになった感覚。シニシズムも含め、SNS時代ゆえの可視化・孤立化が進んでいる印象。ニューロダイバーシティやACEは初めて知り、より詳しく学びたくなった。恋愛以外の繋がりとしてのディズニー&ピクサーの項は著者もだいぶ筆が乗っているのではないか。2026/05/02

Kooheysan

7
孤独、ソロという生き方、クィアとかが最近気になる話題。個人的なことではありますが、現代の社会のあり方も当然関係があると思います。そのあたりへの言及が多そうだったので手に取りました。いろいろな人を包摂しようという想いや、主観的孤独への対応を示す筆者の優しさが垣間見えます。射程は広いものの、全体的にはやや深堀をされておらず、あっさりした感じです。一方でディズニーに関する論考は、特に力が入っていたと思われ、ほぼ作品を知らない私でも興味深く読めました。2026/06/28

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