世界はきみが思うより

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世界はきみが思うより

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569860152
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

ある出来事がきっかけで他人が作った料理を受け付けなくなってしまった高校生の冬真は、同級生の時枝くんに「難病を抱えた美少女」の妹がいるという噂をきく。友達にそそのかされ、時枝くんの家まで行ったことがきっかけで、冬真は時枝くんと仲良くなっていくが――。
一方、国際交流プラザで働く紗里は、「きれいなものが好き」なあまり、太ることへの嫌悪感を抱えていた。自分が撮影した写真が原因で時枝くんを傷つけたことを知った紗里は、“罰”としてマッチングアプリを始めて……。
それぞれの理由で世界への信頼が薄くなった彼らが、大切な人と歩いていくために一歩を踏み出す感動作。


【目次】

内容説明

ある出来事がきっかけで他人が作った料理を受け付けなくなってしまった高校生の冬真は、同級生の時枝くんに「難病を抱えた美少女」の妹がいるという噂をきく。友達にそそのかされ、時枝くんの家まで行ったことがきっかけで、冬真は時枝くんと仲良くなり―。一方、国際交流プラザで働く紗里は自分が撮影した写真が原因で時枝くんを傷つけたことを知り、「罰」として始めたマッチングアプリで“水田さん”と出合う。それぞれの理由で世界への信頼が薄くなった彼らが、大切な人と歩いていくために一歩を踏み出す感動の連作短編。

著者等紹介

寺地はるな[テラチハルナ]
1977年、佐賀県生まれ。2014年、『ビオレタ』で第4回ポプラ社小説新人賞を受賞しデビュー。2020年、令和2年度咲くやこの花賞(文芸その他部門)を受賞。2021年、『水を縫う』で第9回河合隼雄物語賞を受賞。2024年、『ほたるいしマジカルランド』で第12回大阪ほんま本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

89
例えば高校生の頃の私が冬真だったとして、それでも私はきっと冬真のようには生きられない。繊細で思慮深く自分の言葉で心を伝えることが出来る冬真が素敵だ。一日にして冬真は成らずだったろうが、ともあれ大人だ。『月のぶどう』から始まった私の寺地作品。最近はあれ?って思う事もあったが(当方比)本作はどストレートに響いた。連作短編6話、程よく繋がって読ませるのが絶妙な感じで心地よかった。冬真の父や時枝の両親には多々イラッとしたけれど、タイトルに続く言葉はそれぞれが持っているのだ。私はなに?2025/12/08

kei302

41
人が作った料理を受け付けなった冬真と彼の周囲の人たちを描いた連作短編。深くて優しい話。思っていることや感じたことが伝わらないもどかしさが丁寧に描かれている。生きづらさ系の話ではないのも寺地さんらしくて好み。大学進学のため東京に引っ越す前に、お弁当箱を買うのに付き合ってくれた紗里に冬真が言った「証人になって」のシーンは心に響いた。「プウンドケーキ」の冬真、かわいくて健気で、この章もよかった。世界は冬真が思うより広くて自由な場所だよ。冬真なら大丈夫!2025/12/02

sayuri

36
「オムレツ、あるいは」「木曜日のサンデー」「プウンドケーキ」「恋とレモネード」「チョコレートサンドイッチと未来」「ピクニックバスケットの歌」6話収録の連作短編集。切なくて苦しくて、でも愛を感じる作品だった。父親がとったある行動のせいで、他人が作った料理を受け付けなくなった高校生の冬真。両親と別々に住み難病の妹と叔母と三人で暮らす時枝くん。マッチングアプリで知り合った水田と紗里。登場人物は皆、心に空洞を抱えている。世の中は時に残酷だが彼等が彼等の心に従って前へ進めた事に安堵する。この世界はきっと少し優しい。2025/12/01

akiᵕ̈

31
父親の不倫で両親が離婚した冬真と、心が弱い母親が小説を書くために離れて暮らさざるを得ず、難病の妹と叔母と暮らしている時枝との関係と、マッチングアプリで知り合った水田と紗里の関係を中心に、周りには容易く受け入れてはもらえないだろう現実に心を悩ます人たちの葛藤を描く。世の中の認識も広まりつつあり、"普通"という言葉にカテゴライズされなくなってきている事でも分かってくれる人ばかりではない。それでもそっと見守ってくれている人はいて、その人の事をとても大切に思えたなら、それは勇気に変わるって事が優しく伝わってくる。2025/11/20

ぽてち

28
基本的には高校生が主人公の小説なのだが、彼らの会話や行動に違和感を感じた。ジュブナイルにしてはテーマが重いので、YA向けだろうか? もちろん作者・出版社が対象読者を特に意識していないことも考えられるが……。違和感はともかく、最近流行りのマイノリティーに焦点を当てつつも声高に主張する作品とは異なり、さりげなくも確かな満足感が得られた。なんだか妙な勘違いを皆で共有し“わかったふり”をする人達も、わかってもらう必要なんてないと強がる(?)人達もいて当然だし、むしろこれが普通なんじゃないかと思った。2025/11/21

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