もつれ星は最果ての夢を見る

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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569860008
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

地球から十光年離れた未開の星で見つけたのは、銃殺遺体――。

量子テレポーテーション通信の開発によって、遠く離れた星同士でも通信が可能になった時代。宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年離れた星に降り立ったエンジニアの零司と相棒のAI・ディセンバーは、別の区域にいるはずの競合相手、ピエールが何者かに銃殺されているのを発見する。
ほかの参加者に事態打開の協力を求めるも拒絶され、さらにコンペ運営本部との通信も途絶えてしまい、零司とディセンバーは孤立無援に陥るが――


【目次】

内容説明

量子テレポーテーション通信の開発によって、遠く離れた星同士でも通信が可能になった時代。宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年離れた星に降り立ったエンジニアの零司と相棒のAI・ディセンバーは、別の区域にいるはずの競合相手、ピエールが何者かに銃殺されているのを発見する。ほかの参加者に事態打開の協力を求めるも拒絶され、さらにコンペ運営本部との通信も途絶えてしまい、零司とディセンバーは孤立無援に陥るが―。不穏な侵入者、新たな惨劇…宇宙を駆け巡る、壮大なSFミステリ!

著者等紹介

市川憂人[イチカワユウト]
1976年、神奈川県生まれ。東京大学卒業。2016年、『ジェリーフィッシュは凍らない』で鮎川哲也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

118
ハードSFミステリの一冊。脳内飽和状態になるほどめちゃくちゃハードなSF、でもミステリとしてぐんぐん引き込まれる時間だった。宇宙開発コンペに参加したエンジニアの零司が地球から十光年離れた星で銃殺遺体を発見したのを機に壮大な空間で浮かびあがる壮大過ぎた真相。難解な部分はそれこそ光のように読み去ったけれど、一つずつ"あの時"が氷解するたびにそういうことか!とスローに味わいたくなる面白さ。そしてまさかのせつなさにはやられた。もつれにもつれた終盤からの楽しい相棒トークにうるっ。ワクワク、恐怖、希望に酔える世界観。2026/03/17

yukaring

79
壮大で圧巻のスケールに惹き込まれるSF×本格ミステリの傑作。温暖化が進み人類は地球外惑星のコロニーへ移住を始める。量子テレポーテーション通信の開発により、遠く離れた星同士でも通信をすることが可能になった時代。コロニー対抗の宇宙開発コンペに参加したエンジニアの零司と毒舌のAI・ディセンバー。しかし課題となる未開の星で彼らが見つけたのは謎の銃殺死体。そして運営本部との連絡も途絶え、新たに起こる惨劇。待ち受ける驚きの真相と畳み掛けるようなロジックがとにかく美しい。昨年読んでいたらランキング入り間違いなしの1冊。2026/01/14

nobby

72
圧巻のSFかつ魅惑的なミステリ!超光速に量子もつれエンタングル理論に宇宙船制御AI…もう何が何だか見事に置いてけぼり喰らいながらも、伏線回収ちゃんと堪能できるのが絶品!宇宙開発コンペ参加者を巡る殺人の舞台は地球から十光年離れた星。人間・AIそれぞれ惹かれるキャラ達の駆け引きも面白い!そして壮大な勘違いから突きつけられる真実には一瞬ポカーン…まさに唖然呆然!なるほど!それ分かった上で絶賛すべきは散りばめられた素晴らしき言葉遊び!『宇宙の最果てに辿り着く』その願いに込められるのはまた人類の身勝手な功罪なのか…2026/03/18

Ikutan

63
人類が超光速通信技術を手に入れ、恒星間航行船によって宇宙開拓が進んだ未来。宇宙開発コンペに参加したエンジニアの零司と相棒のAI『ディセンバー』が十光年離れた未開の星で銃殺死体を発見する。更に、コンペ参加者が次々犠牲に。ということで、通信が途絶えた宇宙という超広〜いクローズドサークルが舞台のミステリ。プロローグでコンペ参加者など登場人物の概要が紹介されるのだが、量子力学とか、ちんぷんかんぷんで一度は挫折。取り敢えず、ストーリーのみを追うことにしてからは、AIと零司の会話も面白くて、ぐっと引き込まれ楽しめた。2026/02/12

こゆ

59
大好きな市川憂人さんの最新作。宇宙船で亜光速が出せるようになった新時代、惑星探査コンペの競合相手が殺害され、本部との通信も途絶える。めちゃくちゃ面白かった!ド直球なSFミステリで私には理解しきれないところもありつつとても好み。真犯人の正体はうっすら予測がついたけど、謎解きが始まってからの肌が粟立つような真相の連続に大興奮。毒舌なAIディセンバーのキャラクターも良かった。個人的には市川さんらしい切なさが好きなので、エンタグラー化の部分は解決されないラストでも良かったかな。→2026/01/06

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