出版社内容情報
地球から十光年離れた未開の星で見つけたのは、銃殺遺体――。
量子テレポーテーション通信の開発によって、遠く離れた星同士でも通信が可能になった時代。宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年離れた星に降り立ったエンジニアの零司と相棒のAI・ディセンバーは、別の区域にいるはずの競合相手、ピエールが何者かに銃殺されているのを発見する。
ほかの参加者に事態打開の協力を求めるも拒絶され、さらにコンペ運営本部との通信も途絶えてしまい、零司とディセンバーは孤立無援に陥るが――
【目次】
内容説明
量子テレポーテーション通信の開発によって、遠く離れた星同士でも通信が可能になった時代。宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年離れた星に降り立ったエンジニアの零司と相棒のAI・ディセンバーは、別の区域にいるはずの競合相手、ピエールが何者かに銃殺されているのを発見する。ほかの参加者に事態打開の協力を求めるも拒絶され、さらにコンペ運営本部との通信も途絶えてしまい、零司とディセンバーは孤立無援に陥るが―。不穏な侵入者、新たな惨劇…宇宙を駆け巡る、壮大なSFミステリ!
著者等紹介
市川憂人[イチカワユウト]
1976年、神奈川県生まれ。東京大学卒業。2016年、『ジェリーフィッシュは凍らない』で鮎川哲也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
176
SFミステリか特殊設定物なのか判断に迷う。10光年先の星で行われる開拓コンペに参加した青年が、人跡未踏のはずの現地で殺されかけたり連続殺人事件に遭遇する序盤は実に面白い。扱いにくい宇宙船制御AIとそれを奪いに来た謎の美女と共に捜査を重ね、遂に真相へ辿り着くプロセスは読んでいて気持ちよく、量子通信まで利用して謎解きするなどハードSFの見本的な展開だ。しかし事情が明らかになるとAI発達を口実に何でもありの状況となり、ミステリ色が吹き飛んで読者の理解を拒む。双方のいいとこどりを目指したら、逆にカオスと化したか。2026/04/14
ちょろこ
120
ハードSFミステリの一冊。脳内飽和状態になるほどめちゃくちゃハードなSF、でもミステリとしてぐんぐん引き込まれる時間だった。宇宙開発コンペに参加したエンジニアの零司が地球から十光年離れた星で銃殺遺体を発見したのを機に壮大な空間で浮かびあがる壮大過ぎた真相。難解な部分はそれこそ光のように読み去ったけれど、一つずつ"あの時"が氷解するたびにそういうことか!とスローに味わいたくなる面白さ。そしてまさかのせつなさにはやられた。もつれにもつれた終盤からの楽しい相棒トークにうるっ。ワクワク、恐怖、希望に酔える世界観。2026/03/17
yukaring
81
壮大で圧巻のスケールに惹き込まれるSF×本格ミステリの傑作。温暖化が進み人類は地球外惑星のコロニーへ移住を始める。量子テレポーテーション通信の開発により、遠く離れた星同士でも通信をすることが可能になった時代。コロニー対抗の宇宙開発コンペに参加したエンジニアの零司と毒舌のAI・ディセンバー。しかし課題となる未開の星で彼らが見つけたのは謎の銃殺死体。そして運営本部との連絡も途絶え、新たに起こる惨劇。待ち受ける驚きの真相と畳み掛けるようなロジックがとにかく美しい。昨年読んでいたらランキング入り間違いなしの1冊。2026/01/14
nobby
74
圧巻のSFかつ魅惑的なミステリ!超光速に量子もつれエンタングル理論に宇宙船制御AI…もう何が何だか見事に置いてけぼり喰らいながらも、伏線回収ちゃんと堪能できるのが絶品!宇宙開発コンペ参加者を巡る殺人の舞台は地球から十光年離れた星。人間・AIそれぞれ惹かれるキャラ達の駆け引きも面白い!そして壮大な勘違いから突きつけられる真実には一瞬ポカーン…まさに唖然呆然!なるほど!それ分かった上で絶賛すべきは散りばめられた素晴らしき言葉遊び!『宇宙の最果てに辿り着く』その願いに込められるのはまた人類の身勝手な功罪なのか…2026/03/18
ひさか
65
2025年10月PHP研究所出版刊。書き下ろし。7章構成。帯に十光年離れた星での殺人なんて書いてあって、読み進めたが、なんと最終章で明らかになる事実と謎解きはセンス・オブ・ワンダーそのもので、開いた口が塞がらない感満載のジェットコースター展開だった。タイトル(あまりよくない?)の意味も明らかに。なので、6章までが、長く、冗長。も少し短くても良かったんじゃないかとも思います。2025/12/17
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