出版社内容情報
地球から十光年離れた未開の星で見つけたのは、銃殺遺体――。
量子テレポーテーション通信の開発によって、遠く離れた星同士でも通信が可能になった時代。宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年離れた星に降り立ったエンジニアの零司と相棒のAI・ディセンバーは、別の区域にいるはずの競合相手、ピエールが何者かに銃殺されているのを発見する。
ほかの参加者に事態打開の協力を求めるも拒絶され、さらにコンペ運営本部との通信も途絶えてしまい、零司とディセンバーは孤立無援に陥るが――
【目次】
内容説明
量子テレポーテーション通信の開発によって、遠く離れた星同士でも通信が可能になった時代。宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年離れた星に降り立ったエンジニアの零司と相棒のAI・ディセンバーは、別の区域にいるはずの競合相手、ピエールが何者かに銃殺されているのを発見する。ほかの参加者に事態打開の協力を求めるも拒絶され、さらにコンペ運営本部との通信も途絶えてしまい、零司とディセンバーは孤立無援に陥るが―。不穏な侵入者、新たな惨劇…宇宙を駆け巡る、壮大なSFミステリ!
著者等紹介
市川憂人[イチカワユウト]
1976年、神奈川県生まれ。東京大学卒業。2016年、『ジェリーフィッシュは凍らない』で鮎川哲也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オーウェン
54
著者としては初の宇宙が舞台のミステリ。 量子テレポーテーション通信が開発されたという近未来。 地球から送られたコンペのために充てられた5人の代表。 日本から来た零司は捜索の途中で1人が殺されているのを発見する。 特殊設定ミステリではあるが、AIが相棒という掛け合いが笑えて楽しい。 犯人は元より、時間に関する驚きが見事だった、 やたら零司がディセンバーに愚痴っていたのは伏線だったのか。2025/12/25
koma-inu
39
特殊設定SFミステリー。地球から10光年離れた、2100年頃の惑星で起こる連続殺人。主人公の零司と相棒のAI・ディセンバーが、謎を解き明かす。理系色が強い市川さん作品の中、本作は過去最高の理系度。AIや量子力学用語は、ググりながら読むと、より楽しめそうです。解決編で犯人が暴かれると共に、もう一つとんでもないどんでん返しが!こちらを描きたかったと思われますが、強烈壮大な事実とエピローグに、ただただ閉口・・。SF色が強く読み手は選ぶと思います、一応理系の端くれの私は、満足な作品です。2025/11/30
和尚
38
地球から十光年離れた未開の星で見つけたのは、銃殺遺体——。 こんなあらすじを見たら、星を継ぐもの、プロジェクト・ヘイル・メアリーなどの空気を感じて買ってしまうわけで。 宇宙、SF、ミステリ。めちゃくちゃ面白かったです。 難解であると共に、量子力学にAI、宇宙などここまで真っ直ぐな近未来を描いてくれているものは初めて読んだかもしれません。堪能しました。 2026/01/08
ひさか
36
2025年10月PHP研究所出版刊。書き下ろし。7章構成。帯に十光年離れた星での殺人なんて書いてあって、読み進めたが、なんと最終章で明らかになる事実と謎解きはセンス・オブ・ワンダーそのもので、開いた口が塞がらない感満載のジェットコースター展開だった。タイトル(あまりよくない?)の意味も明らかに。なので、6章までが、長く、冗長。も少し短くても良かったんじゃないかとも思います。2025/12/17
rosetta
32
★★★★☆いつもチェックしている好きな作家さん。コロニーとカンパニーの威信をかけて宇宙開発コンペに参加する5人。10年かけて未知の惑星に到着して開発の基礎を築く。だが5人しかいないはずの星で発生した殺人事件。毒舌の「強いAI」ディセンバーの力を借りて解決を目指す零司だが不可解な現象が続き⋯ウラシマ効果は光速に近づくと僅かな違いで大きな差が出る。AIの意識とか量子もつれを使った超高速通信とか。しまいには全宇宙に拡がりかねない壮大なトラブルに感動するほど。理論の部分はややこしく難しいけどストーリーは超面白い!2025/12/30




