出版社内容情報
地球から十光年離れた未開の星で見つけたのは、銃殺遺体――。
量子テレポーテーション通信の開発によって、遠く離れた星同士でも通信が可能になった時代。宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年離れた星に降り立ったエンジニアの零司と相棒のAI・ディセンバーは、別の区域にいるはずの競合相手、ピエールが何者かに銃殺されているのを発見する。
ほかの参加者に事態打開の協力を求めるも拒絶され、さらにコンペ運営本部との通信も途絶えてしまい、零司とディセンバーは孤立無援に陥るが――
【目次】
内容説明
量子テレポーテーション通信の開発によって、遠く離れた星同士でも通信が可能になった時代。宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年離れた星に降り立ったエンジニアの零司と相棒のAI・ディセンバーは、別の区域にいるはずの競合相手、ピエールが何者かに銃殺されているのを発見する。ほかの参加者に事態打開の協力を求めるも拒絶され、さらにコンペ運営本部との通信も途絶えてしまい、零司とディセンバーは孤立無援に陥るが―。不穏な侵入者、新たな惨劇…宇宙を駆け巡る、壮大なSFミステリ!
著者等紹介
市川憂人[イチカワユウト]
1976年、神奈川県生まれ。東京大学卒業。2016年、『ジェリーフィッシュは凍らない』で鮎川哲也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ほたる
9
ミステリだし何よりもSFで楽しかった。量子もつれにAIという今の時代の流行り、不可解な連続殺人の謎、これらが絡み合って展開される物語に引き込まれる。そしてSFとして人類の行く末の描き方もまた面白かった。後半は頭をフル回転させながら一気読みで満足。2025/11/01
まゆっち
5
面白かったー!!SFとミステリーの融合。最初は専門用語が難しくて読み進めるのに時間かかったけど、段々気にならなくなるくらい、ページをめくる手が止まりませんでした。宇宙開拓コンペに参加した主人公とAIが事件に巻き込まれるんだけど、AIがめちゃくちゃいいキャラ。これから推理小説にもどんどんAIが出てくるのかな。2025/10/26
四季折々
0
できれば前情報なしで読んでほしい。個人的には最高の作品でした。おすすめの一冊。 2025/10/29




