出版社内容情報
松下幸之助選集は、松下幸之助の著作のうち、普遍的価値のあるものを厳選し、後世に遺す全9巻、計18冊を所収した名著集。
その第6巻は「人間とは何か」をテーマとし、『人間を考える』『日本と日本人について』を所収。松下幸之助の思索家としての側面を最も示す著作である。
『人間を考える』は、『人間を考える 第一巻』と題する旧版が1975年に刊行。哲学者たちが挑んできた究極のテーマ「人間とは何か」について、経営者である著者が、長年の思索と人生経験から導き出した一つの解答である。
『日本と日本人について』は、オリジナル版が1982年に刊行。日本の伝統精神──世界に誇るべき「和魂の叡智」──を、「衆知を集める」「主座を保つ」「和を貴ぶ」という三つの視点から明らかにするもの。
巻末に、PHP研究所の研究員による解説、注釈があり、索引、略年譜付き。
本選集では、全巻共通のものとして、野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)、宮本又郎氏(大阪大学名誉教授)、加護野忠男氏(神戸大学名誉教授)の3名連名による「推薦の辞」を本文内に掲載。さらに、各巻に個別の推薦(帯)もあり、第6巻は千玄室氏(裏千家前家元)が推薦──「松下さんの哲人たるを示す畢生の大作。これぞ人間本来の一番求めるべき道。」
(『人間を考える』目次より一部抜粋)新しい人間観の提唱/宇宙と人間との関係/人間の天命とそれを生かす道/真の人間道を求めて/人間観から人間道へ/いっさいを容認する/いかに処遇するか/調和共栄をもたらすために
(『日本と日本人について』目次より一部抜粋)人間の普遍性と国民性/日本の歴史と気候風土/日本の天皇制/日本の伝統精神一<衆知を集める>/日本の伝統精神二<主座を保つ>/日本の伝統精神三<和を貴ぶ>/失われつつある日本の伝統
【目次】
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