出版社内容情報
終戦の5日前に合併成立! すべては、町に、人に、元気を取り戻すために。
城南信用金庫の小原鐵五郎――その生涯と抱き続けた想いに迫る長編小説。
昭和20年(1945)8月10日、終戦間際に15の組合が合併して城南信用金庫が誕生したのは、戦後の復興を見越したものであった。専務となった小原鐵五郎は、地元の中小企業を育成発展させるため、町の人びとの生活を豊かにするため、そして、地域社会の繁栄を後押しするために奮闘する。業界全体を発展させたことで「信用金庫の神様」とも言われた男が貫いた、その精神は……。
累計35万部突破の企業小説シリーズ、最新作!
【目次】
内容説明
昭和20年(1945)8月10日、終戦間際に15の組合が合併して城南信用金庫が誕生したのは、戦後の復興を見越したものであった。専務となった小原鐵五郎は、地元の中小企業を育成発展させるため、町の人びとの生活を豊かにするため、そして、地域社会の繁栄を後押しするために奮闘する。業界全体を発展させたことで「信用金庫の神様」とも言われた男が貫いた、その精神は…。
著者等紹介
江上剛[エガミゴウ]
1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。77年、第一勧業銀行(現・みずほ銀行)入行。人事、広報を経て、築地支店長時代の2002年に『非情銀行』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
147
江上 剛は、新作中心に読んでいる作家です。本書で、小原鐵五郎という経営者を初めて知りました。城南信用金庫のPR小説のような気もしますが、類稀な立派な経営者、感動作でした。 https://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-85969-9 https://www.jsbank.co.jp/about/history/founder.html2025/09/24
ハル
2
城南信用金庫の中興の祖小原鐵五郎の生涯を描いた小説。信用金庫は中小企業を育成するためにある、担保主義でなく「人を見て貸す」。信用金庫を町の人々を豊かにすることを後押しする金融機関にした。その経営思想は後輩たちに引き継がれバブル期に不動産投資に手を出さなかった。知らなかったな、そんな金融機関があったのか。本日の株価は44,000円近く、まだまだ上がるのか?金の相場も上がるばかりだ。これは豊かになる兆しだろうか?バブルの再来?そんなことを思いながら読み通た。2025/09/10