女人太平記

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女人太平記

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  • サイズ 46判/ページ数 400p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569859552
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

――これまでの歳月を振り返ってみると、竹向殿と私(足利尊氏)とは、奇縁で結ばれているものですね。

 後の北朝初代・光厳帝の典侍を務めた日野名子<ひのなかこ>は、関東申次として権勢をふるった西園寺家の若き当主・公宗の正室となる。だが彼女の栄光の日々は、後醍醐院の謀略と足利尊氏の裏切りにより、あっけなく失われることに。そしてそれは、数多の武家と公家、皇族が互いに争い合う、混沌の時代の幕開けだった――。度重なる戦乱に人生をかき乱され続けた彼女が最後に見抜いた、尊氏の抱える「秘密」とは。

 名子が著した、最後の宮廷女流日記文学として名高い『竹むきが記』を下敷きに、激動の室町幕府揺籃期を活写する歴史長編。


【目次】

内容説明

―これまでの歳月を振り返ってみると、竹向殿と私(足利尊氏)とは、奇縁で結ばれているものですね。後の北朝初代・光厳帝の典侍を務めた日野名子は、関東申次として権勢をふるった西園寺家の若き当主・公宗の正室となる。だが彼女の栄光の日々は、後醍醐院の謀略と足利尊氏の裏切りにより、あっけなく失われてしまう。そしてそれは、数多の武家と公家、皇族が互いに争い合う、混沌の時代の幕開けだった―。度重なる戦乱に人生をかき乱され続けた彼女が最後に見抜いた、尊氏の抱える「秘密」とは。激動の室町幕府揺籃期を活写する歴史長編。

著者等紹介

羽生飛鳥[ハニュウアスカ]
1982年、神奈川県生まれ。上智大学卒。2018年、「屍実盛」で第15回ミステリーズ!新人賞を受賞。21年、同作を収録した『蝶として死す 平家物語推理抄』で第四回細谷正充賞を受賞。歴史小説と本格ミステリの融合を追求する新鋭として知られ、児童文学作家としても活躍している(齊藤飛鳥名義)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

131
愛する男と結婚し平穏な未来を疑わなかった公家の娘が、鎌倉幕府滅亡から建武の新政に至る激動期に巻き込まれあがき続けるドラマ。夫は後醍醐帝暗殺未遂容疑で処刑され、夫を密告し死に追いやった義弟に家を追われ、最悪の状態で息子を生むという壮絶さ。亡夫の遺志を継いで足利尊氏と協力して息子を嫡流としたが、今度は尊氏と弟直義の対立で起こった観応の擾乱を目撃する。兄弟仲の良し悪しに翻弄された生涯の果てに、本当は弟を愛していた尊氏の人間性を悟る結末は感動的。太平記を女の視点から見ることで、男の身勝手な愚かさ故の悲劇が浮かぶ。2025/08/27

mitubatigril

14
歴史好きな自分も偏りがあって、室町時代はほんとに疎い 太平記も読んでなく しかし女人太平記とありすぐ手を出す 足利尊氏兄弟が幕府を開く前から開いて間もない時代で弟の直義や高師直 が活躍する時代の 貴族の娘 名子の語る物語 清華家の身分で宮中に仕え摂関家子息に見そめられ身分の差を越え結ばれるも周囲の怨嗟やイジメに耐えながら夫の愛に包まれるもその生涯は確かに波瀾万丈でその生涯を現在と過去を語る物語 面白いけど 時代背景や関係性が中々頭に入らず少し手こずる もう少し勉強不足だなぁ2025/09/14

山中鉄平

2
尊氏の弟殺しの秘密を明かす展開は興味深く面白かった。恋愛や家族愛が丁寧に描かれているが、個人的にはやや甘さが強い印象だった。それでも、物語全体としては十分に楽しめた。主人公の現実的で素直な感性は魅力的だが、仏教への深い造詣を持つ人物として、彼女が乱世の無常をどのように見つめていたのか、深く知りたくなった。彼女の日記『竹むきが記』に興味をそそられる。また、本作を読み、日本人と怨霊信仰の関係性についてこの信仰が日本の歴史や文化に深く根付いているという、私自身の思いがさらに強まった。偏見かもしれないが……。 2025/09/17

hayabusanotsuji

2
観応の擾乱を『竹むきが記』の筆者・日野名子の目から描いた歴史小説。とはいえ足利兄弟はほぼ背景に置かれており、紙幅の大半は南北朝の動乱下、名子の内裏での務めや夫・西園寺公宗との北山第での生活を描くことに割かれている。困難な時代に平穏を求めて暮らす人たちが時代に翻弄される様は、読んでいても苦しい。夫の望んだとおり生き延びた名子が、物語の最後、己の裡なる闇に決着をつけるシーンは圧巻。当初は名子の言葉遣いに戸惑いを覚えたが、恐らくこれは女房言葉の現代語訳なのだろう。空気感を醸成するための工夫にも感心する。2025/08/23

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