出版社内容情報
■他の動物とは違う“ヒトの本性”がわかる!
ヒトは美しくもあり、また残酷な生き物だ。
赤子のときは利他的な行動を取るのに、なぜ大人になるにつれて利己的になってしまうのか。「人の能力を決めるのは遺伝か環境か」という論争はなぜ不毛なのか。チンパンジーにヒトのような言語能力はあるのか。魚にも自意識はあるのか――。
遺伝子、言語、自意識という3つの謎を進化生物学の知見から読み解き、“人間の正体”に迫る。
■本書の要点
●ドーキンスの『利己的な遺伝子』は誤解されている
●チンパンジーは言語の意味を理解できない
●魚にも自意識がある?
●ヒトは本来、他者に優しい生き物
●潔癖、肥満、運動不足という「現代病」
■目次
●第1章:生き物の世界
●第2章:ヒトに固有の特徴は何か
●第3章:「遺伝か環境か」論争の不毛
●第4章:ヒトは本来「利他的」なのになぜ争うのか
●第5章:「現代病」に陥る人類
●第6章:ヒトを育てる、人を育てる