出版社内容情報
2025年春朝ドラの主人公のモデルにもなった、やなせたかしさん。
「アンパンマンシリーズ」や童謡「手のひらを太陽に」などの作詞にとどまらず、詩に、エッセイに、と幅広く活躍されました。その心に響く言葉の数々を、やなせさんの人生とともに紹介します。
●甘くたっていいさ。甘いのが好きな人もいるし、からいのが好きな人もいる。
●八十歳過ぎると人生のマニュアルがない。毎日が新鮮でびっくり仰天。見ること、聞くこと、やること、なすこと、すべてが未知の世界への冒険旅行だからおもしろい。
●正義のための戦いなんてどこにもないのだ。
●ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい。
●劣等感はまったくくだらない感情です。こんなもの捨てるにこしたことはない。
●いまの仕事に不満を持っていたら、天職には出会えない。
●一寸先は闇でも、その一寸先には光がある。
●たとえ十種の病気持ちでも運は天に任せて、できる限りおしゃれもして、この人生を楽しみたい。
本書は2016年にPHP研究所から刊行された書籍『(愛蔵版)やなせたかし 明日をひらく言葉』を再編集、新装復刊したものです。
目次
第1章 愛情と育ち方―ぼくはこんなふうに生きてきた
第2章 仕事と運不運―続けていれば、あるとき目の前の席が空く
第3章 希望とよろこび―幸福は日常の中にそっとかくれている
第4章 正義と善悪―アンパンマンは倒すより助けるヒーロー
第5章 子どもと個性―力が足りないなら、ゆっくり走ればいい
第6章 いのちと生き方―人生にムダはひとつもない
著者等紹介
やなせたかし[ヤナセタカシ]
1919年生まれ。東京高等工芸学校工芸図案科(現・千葉大学工学部)卒業後、製薬会社の宣伝部に入社。1941年、野戦重砲兵として日中戦争に出兵。終戦後、三越百貨店の宣伝部デザイナーを経て、独立。漫画家の肩書きを掲げる傍ら、舞台美術や放送作家、演出家、作詞家、デザイナー、編集者など、多分野で活躍する。1973年、代表作である『あんぱんまん』の絵本を出版。同年には雑誌『詩とメルヘン』を創刊し、編集長を務める。1988年、テレビでのアニメ放映が始まったのを機に大ブレイク。その後、日本漫画家協会理事長、同協会会長を歴任。2013年10月13日、94歳で永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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