PHP新書<br> 台湾有事と日本の危機―習近平の「新型統一戦争」シナリオ

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台湾有事と日本の危機―習近平の「新型統一戦争」シナリオ

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  • サイズ 新書判/ページ数 264p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569856537
  • NDC分類 319.22
  • Cコード C0230

出版社内容情報

台湾有事の焦点は、アメリカ大統領選挙にある。「第2次トランプ政権」が中国に対して強硬になっても緊張緩和に向かっても、台湾をめぐる現状は崩れ、日本は厳しい情勢に追い込まれる。
2024年の「選挙イヤー」は、国際秩序を激変させるだろう。中でも第二次世界大戦後、80年近くにわたり奇跡的に平和を享受してきた日本が、最大の被害国になりかねない。その最大の引き金が、台湾有事なのだ。
一切の楽観を排し、軍事マニアの戦争ゲームとも一線を画した、徹頭徹尾「習近平の目線」による驚異のシミュレーション。

序章 台湾有事はもう始まっている
――最重要ターゲットは日本
第1章 「台湾統一」は習近平の「宿命」
――衝撃の有事シナリオ
第2章 中国はどのように台湾併合を目論んでいるのか
――習近平の〝戦略ブレーン?が考える「新型統一戦争」をシミュレーション
第3章 先鋭化する米中対立
――東アジアの〝火薬庫?はいつ爆発してもおかしくない
第4章 台湾有事で巻き込まれる日本
――次々と浮かび上がる日本の課題
第5章 習近平の「情報戦」に立ち向かえ
――周回遅れの日本

内容説明

グレーゾーンから始まる有事。中国は台湾および日本、米国に対し、戦争状態には至らないグレーゾーンで軍事的な圧力を加え、強制的に台湾併合を進めていく。本書で展開されるのは、政府や多くの研究機関が行なったように、軍事にのみ焦点を当てた戦争シミュレーションではない。自衛隊を中心に日本政府、自治体が抱える課題を抽出し、習近平の台湾統一シナリオを中国側の目線から炙り出す。国民必読の一冊。

目次

序章 台湾有事はもう始まっている―最重要ターゲットは日本
第1章 「台湾統一」は習近平の「宿命」―衝撃の有事シナリオ
第2章 中国はどのように台湾併合を目論んでいるのか―習近平の“戦略ブレーン”が考える「新型統一戦争」をシミュレーション
第3章 先鋭化する米中対立―東アジアの“火薬庫”はいつ爆発してもおかしくない
第4章 台湾有事で巻き込まれる日本―次々と浮かび上がる日本の課題
第5章 習近平の「情報戦」に立ち向かえ―周回遅れの日本

著者等紹介

峯村健司[ミネムラケンジ]
キヤノングローバル戦略研究所主任研究員。北海道大学公共政策学研究センター上席研究員。1974年、長野県生まれ。朝日新聞入社後、北京・ワシントンで計9年間特派員を務める。ハーバード大フェアバンクセンター中国研究所客員研究員、朝日新聞編集委員(外交・米中関係担当)を経て現職。2011年、優れた報道で国際理解に貢献したジャーナリストに贈られるボーン・上田賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Daisuke Oyamada

31
第二次世界大戦後、80年近くにわたり奇跡的に平和を享受してきた日本。台湾有事が起きればどんなことが起こるのか。最大の被害国になりかねないと著者は説いています。  現在ウクライナで起きていることは、習近平にとって台湾有事のシュミレーションが出来ていると書かれている本が多いです。本書を読んでますますそのことは確信となってしまった印象です。  習近平が台湾有事の先に目論んでいるのは、最重要・・・ https://190dai.com/2024/05/05/台湾有事と日本の危機-習近平の「新型統一戦争」/2024/05/05

はやたろう

17
とても怖い話。台湾有事の重大さを認識した。現時点でまだ動きは進んでないけど、いつこのシミュレーションが現実になってもおかしくないと感じた。日本政府が現実視して、少しでも対処してもらうことを願いたい。2025/03/27

入道雲

7
とっても危機的状況だなと。果たして、夢から覚めた時、あるいは夢が終わった時には周りはどうなっているのだろうか?2025/04/29

Sumiyuki

7
2025年の臨検から始まる台湾封鎖のシミュレーション。著者は2020年の時点で、2024年台湾有事説を唱えた。ただ、今回は2025年海上封鎖説に宗旨を変えている。著者がジャーナリストとして、数々の実績のある人だとは理解しているが、その変節に違和感がある。おそらく2025年にトランプ大統領になっても、海上封鎖が起きなければ、新しい説を唱えだすと予想。台湾有事に備えなければならないとの主張には同意だが、自意識の強い著者が台湾有事を飯のタネにしている感がぬぐえず、残念。2024/02/25

ist

6
台湾有事は日本の有事であり、決して対岸の火事ではないということ。 習近平は元々台湾問題の専門家であり、3任期目の終わる2027年までに何らかの大きな動きがあるだろうということ。 災害派遣で自衛隊の活躍を見て、何かあったら自衛隊がなんとかしてくれるというイメージを持つ人が多いと思うが、何か起こった場合自衛隊が行うのは戦争であり、国民の避難は自身または他の組織がやらなければいけない。 自衛隊は実働部隊であり即座に活動できるような政治的な決断が行われなければいけないし、世論がそれを足止めするようではいけない。 2025/09/24

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